【復興臨時支局・飯舘村編】アルストロメリア出荷本格化 福島県飯舘村の誇り鮮やか

 

アルストロメリアを収穫する高橋さん

 

2024/04/30 10:14

 

 福島県飯舘村松塚の高橋日出夫さん(74)の農地で、アルストロメリアの出荷が本格化している。しま模様をまとった赤や黄色の花が優雅に咲き誇っている。

 南米原産でユリに似ているため「インカのユリ」とも呼ばれる。さまざまな色や模様の種類がある。

 高橋さんは村の大部分の避難指示が解除された2017(平成29)年に栽培を始めた。花卉(かき)の生産が盛んな村内でアルストロメリアを手掛ける農家は高橋さんのみだ。3棟のビニールハウス計7アールで9種を作付けし、年間を通して「いいたて村の道の駅までい館」や各地の市場に卸している。

 29日には約400本を収穫した。涼しい気候のおかげで色づきは良好。高橋さんは「間もなく母の日。プレゼントしてみては」とPRしている。

 

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