旧富田幼稚園に新たな交流施設 飲食スペースなど整備 8月にも開所 福島県川俣町

 

人々が集う場として生まれ変わる旧富田幼稚園

 

2024/06/03 17:00

 

 福島県川俣町の旧富田幼稚園に、8月にも飲食スペースや就労継続支援B型事業所などを備えた新施設「川俣アルセ(仮称)」が開所する。障害福祉事業者アールプラス(福島市飯野町)が運営し、順次サービスを拡大していく。町と同社は5月30日、利活用に関する基本協定を結んだ。

 新施設には、おにぎりなどの自社商品の販売・飲食ブースの他、地域住民や移住者らが日替わりで出店するチャレンジショップも設ける方針。サロン活動の拠点となるコミュニティースペースをはじめ、放課後等デイサービスや託児所、相談室などを整備する。障害の有無や世代を問わず住民らが気軽に集える場所づくりを目指す。

 旧富田幼稚園は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は588平方メートル。かわまた認定こども園の開所に伴い、2023(令和5)年3月末で閉園した。

 協定書調印式は町役場で行われた。藤原一二町長と若松秀樹代表社員が協定書を交わし、一層の地域振興に向け連携を誓った。

 

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