官民で水難救助の連携確認 福島県いわき市の四倉海水浴場 福島海上保安部、消防、海水浴場関係者ら
救助訓練に臨む機動救難士(右)と市消防本部の隊員(左、中央)
2024/07/21 19:30
海水浴シーズンの到来に合わせ、福島県いわき市の四倉海水浴場で18日、福島海上保安部や地元消防、海水浴場関係者が官民連携で水難救助訓練を行った。
第二管区海上保安本部仙台航空基地の機動救難士や市消防本部の隊員の他、海水浴場の監視員を務める日本サーフィン連盟福島支部のサーファーらが参加した。海水浴場で遊泳中の2人が離岸流で沖に流され、1人が漂流、1人が行方不明という想定で行った。
まず監視員のサーファーが漂流していた1人のもとにサーフボードで駆け付けて救助。その後、機動救難士と消防隊員が潜水し、行方不明の1人を水中から引き揚げて救助した。
福島海上保安部の斎藤一世警備救難課長は、「水難事故防止に向け、実際の現場で資機材を使った連携を確認できた」と訓練の意義を強調。その上で、「海水浴は監視員がいる場所で楽しんでほしい。天候や波の状況を事前に調べ、無理な時は入らないという心がけも大事だ」と注意を呼びかけた。