バド東野「ロス五輪目指す」 女子複、新たなペア公表 ワタガシ、最後の大会へ 福島県の富岡高出身
「ワタガシ」として最後の大会に向けて抱負を語る渡辺(左)。右は東野
2024/08/20 11:10
バドミントンのジャパン・オープン開幕前日の19日、渡辺勇大・東野有紗組(BIPROGY、福島県の富岡高出身)らが横浜市の横浜アリーナで記者会見した。パリ五輪混合ダブルスで2大会連続で銅メダルを獲得し、今大会を最後にペアを解消するの東野は桜本絢子(ヨネックス)と女子ダブルスで組み、4年後のロサンゼルス五輪を目指すと明言した。
桜本は同種目で昨年12月の全日本総合選手権を制し、3月の全英オープンで4強入りした実績がある。東野は「厳しい挑戦になると思うが、頑張っていきたい」と抱負を語った。
渡辺は今後について「見通しは立っていないが、選手としてプレーは続けていきたい」と述べた。9月の全日本社会人選手権混合ダブルスに18歳の田口真彩(まや)=ACT SAIKYO=とペアを組んでエントリーしている。
渡辺は「東京五輪が終わった時、パリ五輪が集大成になると話していた」と3年前から東野とのペア解消を決意していたと明かした。富岡一中時代から13年間ペアを組み、磨き上げたコンビネーションで五輪や世界選手権でのメダル獲得など数々の「日本勢初」を達成した。「日本の混合タブルスを引っ張ってこれた」と自負する。
前回のジャパン・オープンでは日本勢初の優勝を果たした。渡辺は「日本のファンの前でプレーできる数少ない大会。2連覇を目指して頑張る」、東野は「ペアとしては最後の大会なので、2人で思い切り楽しみたい」と抱負を語った。
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大会には女子シングルスの大堀彩(トナミ運輸、富岡高出身)、男子ダブルスの保木卓朗・小林優吾組(同)らパリ五輪日本代表も出場する。