新名物作るぞ! 福島県いわき市の商工会議所と観光まちづくりビューロー 来年コンテスト開催 優勝商品販売へ

 

個別相談会で商品開発の助言をする茂井さん(左)

 

2024/12/05 17:10

 

 福島県いわき市のいわき商工会議所といわき観光まちづくりビューローが「いわきの新名物開発支援プロジェクト」を進めている。今回は食品を対象に、両団体と専門家が地元企業の商品開発をサポート。最終的にコンテストを開催し、優勝した商品を売り出すという。

 同会議所とビューローの共同事業で今年度初めて実施している。物価高や人手不足、人口減少に伴う市場縮小などで厳しい経営環境の中、地元企業の力を高めて目玉商品を生み出し、「成功事例」を作る狙いがある。

 事業では都内の大手上場企業でバイヤーを務めた中小企業診断士の茂井康宏さんが講師を務め、6月にセミナーを開催。現在、個別相談を希望した、市内で飲食関連の事業を営む8事業者と打ち合わせを続けている。4日にラトブで行われた相談会では、市内で居酒屋などを運営する事業者が商品パッケージのデザインや文言の助言を茂井さんから受けていた。

 来年2月ごろに「いわき新名物コンテスト(仮)」の公募を始め、来春に開催する予定。いわき商工会議所とビューローが優勝商品の展示会やアンテナショップ出店を後押しし、売り出す。同会議所の担当者は「新名物が生まれれば企業や地域の活性化にもつながる」と話した。

 

関連記事

ページ上部へ戻る