ハワイアンズ、来年60周年「還暦祭」開幕 特別イベントなど 1年間多彩に 福島県いわき市
還暦祭の盛り上げを誓うアルコ&ピースの2人(右)と関根社長(右から3人目)ら
2025/01/16 10:55
2026(令和8)年1月15日に創業60周年を迎える、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズの「ハワイアンズ還暦祭」が15日、始まった。1年間をかけて特別イベントやキャンペーンを繰り広げる。
当時の常磐炭礦(現常磐興産)が1966(昭和41)年1月15日、ハワイアンズの前身となる「常磐ハワイアンセンター」を開業。石油の普及で炭鉱業が斜陽化する中で「炭鉱から観光」への転換で危機を乗り越え、これまで延べ約7千万人が訪れている。
還暦祭に合わせて15日から新しい夜のショー「Emau(エマウ)~100年へ、つなぐ笑顔~」の公演を始めた。炭鉱時代や東日本大震災、コロナ禍などこれまで歩んできた過去が分かる曲目になっているという。この他の60周年の主な企画は下記の通り。
15日に還暦祭のオープニングセレモニーを行った。式典に先立ち記者会見を開いた。応援大使のお笑いコンビ「アルコ&ピース」のメンバーでいわき市出身の平子祐希さんが「産湯がハワイアンズ。国内外に魅力を広める」と意気込んだ。
関根一志社長は常磐興産が米投資ファンドの傘下に入るのを念頭に、「新たな資本で施設の早期改修・改装に取り組みたい。ショーをグレードアップしつつ、100年先も続く企業になれるよう歩みを進める」と述べた。
【ハワイアンズ還暦祭の主な企画】
■60周年記念装飾
・館内装飾、ウオーターパーク入場口のパネルリニューアル、送迎バスのラッピングなど
■60周年記念プランと商品
・超豪華総額60万円宿泊プラン(3月31日まで)、記念宿泊プラン(2月13日まで)などを企画
・記念クリアファイルがつく日帰りプラン
・記念フードメニューと記念グッズの販売
■地域、企業コラボ
・地元の長倉小と考案したオリジナルTシャツ、飲食メニューの販売
・マンナンライフとのコラボ商品配布
■モザイクアート制作
・利用者からハワイアンズの思い出の写真を募集してモザイクアートを制作し、来年1月15日にお披露目する