富山「南砺ふくみつ雪あかり祭り」に巨大紙風船を出品 福島県南相馬市の相馬支援学校、原町高、鹿島中、石神中の生徒

 

巨大紙風船を製作した美術部の生徒

 

2025/01/16 17:00

 

 福島県南相馬市の相馬支援学校、原町高、鹿島中、石神中の4校の生徒は2月に富山県南砺市で開催される「南砺ふくみつ雪あかり祭り」に、巨大紙風船を出品する。会場の空に揚げられ、イベントを盛り上げる。

 南相馬市のNPO法人南相馬こどものつばさが、2012(平成24)年に市内の子どもたちを雪あかり祭りに参加させたのをきっかけに、出品を続けている。

 このうち相馬支援学校は前回に続き、2度目の出品。高等部の美術部の生徒7人が昨年11月から準備を進めてきた。幅3メートル、縦6メートルの和紙4枚に絵を描いている。「相馬地方の景色」をテーマに南相馬市の海や新地町の山、田んぼ、神社の鳥居をデザイン化した。相馬野馬追を象徴する馬をそれぞれの景色に入れ、相馬地方の文化をアピールしている。美術部の水戸煌大部長(3年)は「馬が走る姿を描くのが難しかったが、部員と力を合わせ順調に仕上がった」と語り、南砺市の空に舞い上がるのを楽しみにしている。

 4校から出品される巨大紙風船は、南砺市に送られ現地で貼り合わせる。南砺市の子どもらが作った作品と一緒に、中の空気をバーナーで暖め、空に上げる。雪あかり祭りは2月9日に、南砺市の道の駅福光で催される。

 

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