古里の安全願い夜警 福島県双葉町消防団第2分団 昨年度から活動再開

町の防犯防火のため夜警に取り組む第2分団の団員
2025/03/12 17:00
福島県双葉町消防団第2分団は、昨年度から夜警活動を再開している。乾燥して火災への注意が高まる12月から3月にそれぞれ月1回ほど、防火防犯への注意を促しながら町を巡る。東京電力福島第1原発事故に伴う避難先から団員が集い、つながりを深めながら古里の安全安心を守っている。
団員は避難しているいわき市などから集う。午後6時から午後11時ごろまでの内に時間を置きながら、町内の長塚地区を中心に回っている。町産業交流センター周辺や町営住宅「駅西住宅」周辺など生活環境のある場所を巡る。
3人の担当を決めているが、万一に備えた団員が自主的に屯所に集まる。今年度3回目の夜警となった2月中旬は約10人が活動した。メンバーは東日本大震災と原発事故発生前からの古い仲だ。夜警は地域を守る警戒活動であり、仲間が集まる機会でもある。「救助に行きたくて、停電で開かなくなった屯所のシャッターをポンプ車で開けていったんだ」「避難所の運営も大変だった」。当時の話は尽きない。
木幡和清分団長は「乾燥が心配な季節に古里を守ろうと再開した。地域の安全安心の確保へ力になりたい」と話している。