多くの遡上願いサケ放流 福島県楢葉の木戸川で、初日は1万匹

木戸川への遡上を祈り、稚魚を放流する児童
2025/03/18 10:28
福島県楢葉町の木戸川で17日、サケの稚魚の放流が始まった。初日は町内の子どもたちが参加し、着実な成長と木戸川への遡上(そじょう)へ願いを込めて1万匹を送り出した。
町内の園児や小中学生、ふたば支援学校の児童生徒ら約160人が、5センチほどに成長した稚魚を川に流した。木戸川漁協は月末までに、木戸川で水揚げしたサケの卵や山形県から購入した卵をふ化させて約26万匹を放流する予定。
全国的なサケの不漁により、放流数は昨年の約170万匹から減少した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生前は約1千万匹を超える稚魚を放流し、年間10万匹前後の漁獲量を誇った。近年は不漁が続き、昨年の漁獲量は153匹だった。
サケは4年後に放流した川に戻るとされる。楢葉中2年の小山獅双さんは「震災前のように多くのサケが元気に帰ってきてほしい」と願いを口にした。