サラダが主役の店オープン 起業型地域おこし協力隊・加藤さん(福島県南相馬市小高区出身) 地元食材にこだわる

サラダをメインにした飲食店をオープンした加藤さん
2025/05/08 18:00
福島県南相馬市小高区出身で起業型地域おこし協力隊員の加藤知樹さん(31)は7日、同市小高区でサラダをメインにした飲食店「2―20」をオープンした。同市産や県産の食材にこだわった料理を提供している。
加藤さんは小高工高(現小高産業技術高)を卒業後、県外の企業に就職した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生後、太陽光パネルや耕作放棄地が広がる地元の姿を見て一念発起し、2023(令和5)年6月に協力隊員となった。サウジアラビアの会社に出向していた経験があり、海外で学んだサラダ文化を取り入れた飲食店を目指す。
パセリが入ったハーブサラダやチキン、シュリンプ、チリをそれぞれ選べるサラダがメニューに並び、フルーツボウルや豚汁定食なども取りそろえる。持ち帰りも可能。加藤さんは「サラダ文化の価値観を多くの人に伝え、故郷の農業に貢献したい」と意気込んでいる。
住所は南相馬市小高区南町2の20。営業時間は午前11時から午後7時まで。火曜日と第2、第4月曜日か水曜日が定休予定。詳細はインスタグラム(@2_20.xx)へ。