環境整備に励んだ宮島さん（左から３人目）ら

2025/06/02 16:08

　日本を代表する現代美術家宮島達男さん（茨城県）の作品を恒久的に収蔵する「時の海―東北美術館（仮称）」の建設に向けた環境整備活動は１日、福島県の富岡町沿岸部で行われた。

　宮島さんや、町内外の有志による「時の海―東北美術館を応援する会」のメンバーら約２０人が参加した。建設予定地周辺で草刈りなどの作業に励み、安全に準備が進められる環境整備に努めた。宮島さんは「有志の協力に感謝している。多くの人に関わってもらい、美術館に誇りを持っていただけたらうれしい」と話した。

　宮島さんは東日本大震災の記憶継承や犠牲者鎮魂のため「時の海―東北」プロジェクトに取り組んでいる。美術館は２０２６（令和８）年度の着工を予定している。