ゴルフで絆強め44年 福島県南相馬市の愛好会「ヒロセ会」 500回記念コンペ

 

500回記念コンペを祝った会員ら

 

2025/06/09 16:02

 

 福島県南相馬市のゴルフ愛好会「ヒロセ会」は8日、市内鹿島区の鹿島カントリー俱楽部で500回目の記念コンペを開いた。祝賀会も開催し、発足から44年の歴史を振り返り、節目を喜び合った。

 旧原町市(現南相馬市原町区)の歯科医師、広瀬実浄雄さんがゴルフ仲間を集め1981(昭和56)年から、鹿島カントリー俱楽部で毎月1回、コンペを開いてきた。10人未満で始まった愛好会は年々、仲間が増え最盛期は50人以上がメンバーとなった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の苦難を乗り越え、ゴルフで絆を強めてきた。2013(平成25)年に広瀬さんが亡くなってからも名前を残し、同ゴルフ場屈指の伝統ある愛好会として活動を続けている。

 現在は60代から80代までの28人が月1回のゴルフを楽しんでいる。500回目の記念コンペにはゴルフ場関係者や仲間を招待し30人でプレーを楽しんだ。

 祝賀会は市内原町区のニューさいとうで開いた。酒井善盛会長があいさつし、鹿島カントリー俱楽部の伊藤博人理事長、福躍好勝社長が祝辞を述べた。発足当時からの会員の川崎要さん、高橋和男さん、五十嵐博文さんに酒井会長から表彰状が贈られた。参加者は歩みを振り返りながら親睦を深めた。

 500回を記念し、南相馬市社会福祉協議会に10万円を寄付した。席上、酒井会長が市社協の村上勇一常務理事に目録を手渡した。

 

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