福島県楢葉町のサツマイモ、笑顔で収穫 浜通りの高校生ら 町とマルトのプロジェクトで栽培 6次化商品に活用

大きく育ったサツマイモを収穫して笑顔を見せる高校生
2025/10/16 10:48
サツマイモの一大産地化を進める福島県楢葉町で15日、高校生らが苗植えから商品開発までを手がける「楢葉町×マルトサツマイモプロジェクト」の収穫祭が開かれた。参加者は20~30センチほどに育った「紅はるか」を次々と掘り起こし、実りの秋に笑みを浮かべていた。
いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開するマルトと町の連携に基づく事業で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興と「町のサツマイモを日本一に」との目標に向けて取り組んでいる。町内でサツマイモの栽培や育苗を手がける福島しろはとファームなどと連携し、今年は1・5ヘクタールの畑で栽培した。
収穫には、ふたば未来学園、磐城桜が丘、平商、小名浜海星の四つの高校や関係各所から約150人が参加した。サツマイモは熟成期間を経て、各校で開発する6次化商品に使う。来年1月にも販売する予定。