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【見えぬ廃炉 第二原発】県外搬出めど立たず 原子力政策行き詰まり 使用済み核燃料
東京電力福島第二原発1~4号機の全基廃炉は、県と立地町の事前了解により、今月下旬にも始まる。ただ、使用済み核燃料を再処理して使う国策「核燃料サイクル政策」は高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉とプルサーマル発電の… -
震災の経験伝える拠点 福島・郡山市に「人の駅桜風舎」新装開所 富岡3・11を語る会
NPO法人富岡町3・11を語る会は十六日、古里の現状や生活情報を発信している福島県郡山市長者の施設「人の駅桜風舎」をリニューアルオープンした。震災の経験を語り継ぐ「語り人」の講演を定期的に開催する。 … -
6月下旬にも廃炉作業開始 福島県と楢葉町、富岡町了承 東京電力福島第二原発
東京電力福島第二原発1~4号機の全四基の廃炉を巡り、福島県と、立地する楢葉、富岡両町は十六日、廃炉作業開始を了承すると東電に回答した。作業の事前了解を得られたことで東電は今月下旬にも施設の除染に着手し、四十四年後とな… -
福島県富岡町の富岡川にアユ放流 富岡小富岡校の児童ら
福島県富岡町の富岡川漁協は十五日、町内の富岡川にアユの稚魚約四千五百匹を放流した。同漁協は東京電力福島第一原発事故発生後に中止しているアユ釣りについて、二〇二二(令和四)年夏の解禁を目指す。 東日本大… -
7月、合同チーム設立 福島県 避難区域設定12市町村 移住・定住を本格化
東京電力福島第一原発事故の避難区域が設定された十二市町村への移住・定住を本格化させるため、復興庁や県、地元自治体などは七月に広域連携の強化に向けた合同チームを設立する。同じ時期に始まる一元的な相談窓口の移住支援センタ… -
「反対」などの意見書、福島県内9議会が可決 処理水放出の政府決定後に
東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水について政府が海洋放出方針を決定した後、福島県内五十九市町村議会のうち九議会が十一日までに「海洋放出に反対」「処分方針の撤回」「慎重な対応」などを求め… -
富岡小と富岡中校歌 大友さん(福島市育ち)作詞作曲へ
二〇二二(令和四)年四月に福島県富岡町の小学校二校と中学校二校がそれぞれ統合して開校する富岡小と富岡中の校歌を、福島市育ちの音楽家大友良英さんが作詞作曲する。九日の町議会全員協議会で町教委が示した。 … -
「拠点外も元通りに」 明言しない答弁に不信感 【復興を問う 帰還困難の地】(79)
福島県郡山市に避難している富岡町深谷行政区副区長の松本哲朗さん(68)は、東京電力福島第一原発事故が発生する九カ月前、自宅の敷地内に住宅を新築した。「平屋で住み心地のいい家を建てるのは長年の夢だったんだ。地元の木材を… -
医療創生大客員教授の夏井芳徳さん(いわき) 「磐城平藩の話」を出版 会話形式で解説
医療創生大客員教授の夏井芳徳さん(福島県いわき市)は「磐城平藩の話」を出版した。磐城平藩の歴史や藩内で起きた事件、出来事を会話形式の文章で分かりやすく解説している。 磐城平藩は江戸時代にいわき市や広野… -
「たとえ長い年月」とは ちゃんと示すのが責任【復興を問う 帰還困難の地】(77)
福島県富岡町深谷行政区副区長の松本哲朗さん(68)は、東京電力福島第一原発事故により福島県郡山市に避難してから十年が過ぎた。住居のある市内八山田から片道三十分ほどかけて、市内三穂田町にある約四十五アールの畑に通うのが…