ブランド鶏魅力全国に 伊達物産 会津地鶏みしまや 川俣町農業振興公社 推進協議会を発足
鶏の生産や販売を手掛ける伊達物産(伊達市)、会津地鶏みしまや(三島町)、川俣町農業振興公社(川俣町)は、ふくしま三大ブランド鶏推進協議会を発足させた。福島県を代表する食材の一つとして全国に魅力を発信し、地域経済活性化につなげる狙い。
■広報や販売促進活動
三社がそれぞれ取り扱う伊達鶏、会津地鶏、川俣シャモは首都圏の鶏料理専門店で使用されるなど、飲食業界から高い評価を得ている。一方、全国の消費者からの認知度は低い現状にある。
知名度向上のため、飲食店や宿泊業者と連携した情報提供、広報や販売促進活動、三大鶏を通じた子どもたちの食育事業などを展開する予定。
三大鶏の冷凍肉をセットにした食べ比べ商品や、三大鶏を使用した炊き込みご飯の商品開発も進めている。
同協議会の清水建志会長(伊達物産社長)は十日、福島民報社の取材に「それぞれのブランドが一緒に活動することで、県産鶏の知名度を県内外で高めていきたい」と意気込みを語った。
同協議会の小平和広副会長(会津地鶏みしまや社長)、笠間英夫監査(川俣町農業振興公社社長)、事務局となる福島市の第一印刷の古川幸治社長、蛭川敏本部長付地域支援室長が同席した。