大熊町で、集う・泊まる・あったまる!~linkる大熊とほっと大熊~

 

2021年10月、大熊町大川原地区に3つの交流施設が完成しました。多目的ホールや運動スタジオを構える「linkる大熊」、宿泊温浴施設「ほっと大熊」、そしてすでにオープンしていた飲食店や雑貨店、コインランドリーなどを備える「おおくまーと」です。この記事では、10月に新しくオープンした「linkる大熊」と「ほっと大熊」を紹介します。

 

 

linkる大熊

館内にはWi-Fiが完備されており、無料で利用できる図書コーナーとキッズルームがあります。また、イベントやスポーツに利用できる多目的ホール、運動スタジオ・音楽スタジオ・クッキングスタジオ(チャレンジショップ)、2つの研修室があります(いずれも有料)。

 

入口を入ってすぐの場所にある図書コーナーには、読書や休憩、個別で作業できるスペースが。双葉郡内にはこのようにちょっとした作業ができる場所がまだまだ少ないのでありがたいですね。

 

 

図書スペースの本棚は「つながる本棚」と名づけられています。大熊町教育委員会が選書した書籍のほか、有志の方より寄付された本も並びます。眺めているだけでも楽しくなりますので、訪れた際にはぜひ本棚もじっくりご覧ください。

 

図書コーナーの隣には、こちらも無料で利用できるキッズルーム。
靴を脱いで、絵本やおもちゃで遊ぶことができます。
館内にはおむつ替え台のある広めの授乳室や保健室もあり、親子で安心して訪問できるのではないでしょうか。

 

 

図書コーナーの奥には運動スタジオ。
ご年配の住民が多いこともあり、手すりやステップなどがしっかりしている印象。福島県内では数少ないマシンなども導入しています。
専属スタッフが、マシンの使い方だけでなく、効果的なトレーニング方法もアドバイスしてくれるので、安心して利用することができます。(大熊町民以外の方も利用できます※)

 

 

運動だけではなく、音楽も!
音楽スタジオでは利用料金※だけで、ドラムセット、キーボード、ギター・ベースアンプ、マイク、スピーカーなどの機材も利用できます。ドラムとキーボードが追加料金なしで利用できるのは、バンドをやっている人たちには有難いのではないでしょうか。

 

 

200名収容可能な多目的ホールでは、先日10年ぶりとなる大熊町での成人式が行われたり、町民によるコンサートの会場になったりと、イベント利用のほか、占有利用がない日は、無料で卓球やバドミントンなどを楽しむことができ、キッズ用のボルタリングも。

 

 

大熊町交流ゾーンフェイスブックページより

 

最大36人/12人収容可能な、2つの研修室、最大20人が使用できるクッキングスタジオ、その隣にはチャレンジショップをオープンできるスペースもあり、様々な活動や交流に使用できる「linkる大熊」。

施設長・三枝さんは「大きなイベントから少人数の打ち合わせまで、ニーズに合わせて円滑なサポートを行ってまいります。お住まいが、大熊町内/外に関わらず、老若男女、世代を超えて多くの人が集まり、『訪れる人の心が通い合い、新たなにぎわいの生まれる場所』となることを願っております。最新の設備と笑顔のスタッフが、皆様のご利用を心よりお待ちしております」と話してくださいました。

linkる大熊

営業時間 9:00~21:00 定休日なし。年末年始は休館

※各施設の利用料金は、公式ホームページでご確認ください。
https://okumakouryu.jp/linkru/

 

 

 

ほっと大熊

ほっと大熊は、日帰り入浴と宿泊ができる、宿泊温浴施設です。

 

温浴施設には、大きな2つのお風呂とサウナ・水風呂があります。

季節によって、ゆず湯やショウガ湯のほか、ワイン風呂や日本酒風呂などの「変わり風呂」も提供。

 

 

お風呂上りには、無料で最新式のマッサージチェアが利用でき、和室や休憩スペースでゆったりくつろぐことができます。
ワンコインでの日帰り入浴は、大熊町内だけでなく、周辺町村の住民にも好評です。

 

 

宿泊施設は、観光や視察・ビジネス利用のほか、大熊町民の方が一時帰宅した際にも利用できるように設計されました。

バリアフリーの部屋や、家族でゆったり宿泊できる和室など、13部屋が用意されています。

 

 

館内には、大熊町の避難先となっていた会津若松市の資材やモチーフが多くあしらわれており、感謝の思いを伝えています。

 

 

また、障害者にやさしいまちづくりを提唱した「福祉の郷構想」の一環として、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」による、障害を持った人の制作した作品を壁紙や照明に用いた部屋もあります。

 

 

食事やだんらんのスペースもゆったり取られています。
現在は食事の提供はありませんが、隣接する商業施設内の飲食店やコンビニエンスストアで食事や買い物をすることができます。
またドリンクやアルコールは館内で販売、こちらでの飲食が可能です。

 

さまざまな部分にこだわりをもってつくられた、「ほっと大熊」。
大熊町をはじめ、双葉郡に仕事や研修、観光に来られた皆さんが、ここで「ほっと」していただき、たくさんのことを感じてもらえたらと思いました。

 

ほっと大熊
温浴施設 日帰り入浴 10:00~21:00 宿泊者 チェックイン~22:00、6:30~8:00
宿泊施設 チェックイン15時~チェックアウト翌朝10時

https://okumakouryu.jp/hotokuma/

 

文、写真 山根麻衣子

 

 

linkる大熊/ほっと大熊

 

住所(両施設同じ)

〒979-1306 双葉郡大熊町大川原南平1207-1

電話

0240-23-7676(linkる大熊)
0240-23-5767(ほっと大熊)

 

公式HP https://okumakouryu.jp/

公式SNS 大熊町交流ゾーン【福島県双葉郡大熊町】
インスタグラム
https://www.instagram.com/okumakouryu/
フェイスブックページ
https://bit.ly/3sFhWn1

ツイッター

https://twitter.com/okumakouryu/

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