いわきFCが必勝祈願 2年目のJ2で躍進誓う 帰還困難区域も訪問
必勝を祈願した選手ら
2024/01/09 09:55
サッカーJ2のいわきFCは8日、福島県いわき市の閼伽井嶽(あかいだけ)薬師常福寺で今季の必勝を祈願し、2年目となるJ2での躍進を誓った。
チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長と田村雄三監督、選手ら約60人が参加した。上野宅正住職が祈祷(きとう)し、田村監督のかけ声で「勝栗」を全員が食べて縁起を担いだ。
選手29人のうち15人が新加入でチームの半分が入れ替わった。田村監督は「まずはしっかりコミュニケーションを取りたい。一つでも上の順位を目指す」と語った。34歳で最年長のGK田中謙吾は「クラブの理念やこのチームで戦う意義を再確認しなければならない。自分としては20歳のように攻めの姿勢を貫く」と意気込んだ。
一行は同日、東京電力福島第1原発が立地する大熊町の帰還困難区域などを訪れた。
いわきは9日にチームのトレーニングを始め、27日に鹿児島県でキャンプインする。開幕戦は2月23~25日のいずれかで水戸ホーリーホックとアウェーで対戦する。