相馬市ルート一部変更 聖火リレー 福島県沖地震で被災

 

 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震の影響を受け、東京五輪聖火リレーの相馬市のルートが一部変更になる。同市のスタート地点となる相馬中村神社で、石灯籠が崩れるなどの被害があり、大会組織委員会と県実行委員会がランナーに危険が及ぶ可能性があると判断した。 

 変更になるのは相馬市のルート計一・七キロのうち、約三百メートルの区間。相馬中村神社を走る計画は維持する方向で、大会組織委と県実行委が新たなルートを検討している。 

 相馬市では一人目と二人目のランナーが相馬中村神社の参道を走り、三人目が神社の大手門でトーチを受け取る計画だった。二月十三日の地震により参道の両脇にある石灯籠二十六基のうち二十基が崩れ、大手門の柱が傾いた。石灯籠を積み直すなど復旧作業が進んでいるが、周辺は通行禁止となっている。 

 聖火リレーは二十五日にJヴィレッジ(楢葉・広野町)をグランドスタートし、二十七日まで県内二十六市町村を巡る。相馬市では二日目の二十六日に実施する。県実行委によると、相馬市以外にルートの変更はない。 

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