福島県内2人死亡7人感染 枡記念病院クラスター38人に 新型コロナ

 

 県は新型コロナウイルス感染により県内の医療機関に入院していた七十代女性、九十歳以上男性の二人の死亡と、七人の新型コロナ感染が確認されたと十六日、発表した。県内の死者は累計九十七人、感染者は累計二千二百十一人となった。

 七十代女性と九十歳以上男性は十四日に死亡した。七人は十五日に陽性が判明した。

 新規感染者七人には郡山市の太田西ノ内病院の職員一人が含まれている。一方、県が十五日までに発表した同病院のクラスター(感染者集団)に含まれるとしていた職員一人は郡山市保健所の調査で家庭内感染と判断された。このため、同病院のクラスターは十五日発表時点と同じ計百五十四人となっている。

 二本松市の枡記念病院の入院患者一人が含まれており、同病院のクラスターは計三十八人に膨らんだ。

 県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は49・3%で、ステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」に迫っている。

 県発表の七人の内訳は次の通り。

 ◆16日発表(15日判明分)▼郡山市・1人=50代病院職員男性▼南相馬市・1人=40代会社員男性▼小野町・1人=10代男性▼矢吹町・2人=60代会社員女性、40代自営業男性▼田村市・1人=40代自営業男性▼二本松市・1人=80代無職男性

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