4・11巨大余震から10年 震災伝承館で特別講話 いわき

 いわき市のいわき震災伝承みらい館の特別講話「4・11福島県浜通り地震から10年」は11日、同館で開かれた。

 東日本大震災から一カ月後の二〇一一(平成二十三)年四月十一日に発生した、いわき市南西部を震源とする巨大余震から十年となるのに合わせ企画した。

 同市田人町で被災した斎藤富士代さん(75)が語り部を務め、当時の体験などを語った。地震を引き起こした井戸沢(塩ノ平)断層に詳しい田人地域振興協議会の下山田誠さん(51)がオブザーバーを務め、地震発生のメカニズムなどを解説した。

 斎藤さんは、地震による上下変動で約二メートルの断層が出現した田人町の現場近くにある自宅で被災した。断層の影響で市街地に続く唯一の道路が寸断され復旧に数カ月を要したことや、付近の井戸水や沢水が枯渇したことなど当時の状況を詳しく説明し、「断層の存在を多くの人に知ってもらい、現地に足を運んでほしい」と呼び掛けた。

 二人は今後、伝承みらい館での講話や現地見学などを通し、巨大余震と断層を後世に語り継ぐ活動を続けていく。

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