笑顔広がるじゅうたん 菜の花畑の迷路(南相馬市原町区)
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年一カ月が過ぎた津波被災地の南相馬市原町区萱浜に、菜の花の黄色いじゅうたんが広がっている。恒例の迷路のオープンが二十四日に迫る。空から見ると「ニコニコマーク」の五輪などが描かれている。
復興支援活動に取り組む市民団体「福興浜団」が子どもたちの笑顔が集まる場所にしたいと、二〇一三(平成二十五)年から毎年開放している。今年は計三ヘクタールの農地に種をまき、二つの迷路を設けた。代表の上野敬幸さん(48)は「菜の花畑を元気に走り回って癒やされてほしい」と願っている。
開放日は二十四、二十五の両日、二十九日から五月五日まで。入場無料。時間は午前九時半から午後四時まで。問い合わせは事務局へ。