史跡や寺社、文化財 広野町の魅力冊子に 観光協会作成

 

 広野町観光協会は町の史跡や寺社、文化財をまとめた冊子「ひろのまち歴史探訪」などを作成した。町の魅力を広く発信し、交流人口拡大につなげる。 

 冊子はA5判で、二十六ページ。東日本大震災から十年に合わせて初めて作成した。築地公園内にある「とんぼのめがね」歌碑や戊辰戦争の激戦地である二ツ沼古戦場跡、凶作で亡くなった人を供養するため江戸時代に建てられた延命地蔵尊坐像などの場所を写真や地図を使って分かりやすく掲載している。 

 冊子の内容を見やすく一つの地図にまとめた「ひろのまち歴史探訪MAP」も制作した。冊子、地図はそれぞれ三千部作り、冊子は今月、町内全世帯に配布した。 

 冊子、地図とも町内の公共施設や宿泊施設、飲食店などに設置している。観光に活用するほか、町内の学校の児童生徒にも配り、地域を学ぶ活動などに利用してもらう。 

 町観光協会の鈴木正範会長は「町の歴史や文化に興味を持ってもらうきっかけになってほしい」と語った。 

関連記事

ページ上部へ戻る