福島県葛尾村の一部避難解除から5年 あぜりあ来館者5万人

 東京電力福島第一原発事故で、福島県葛尾村に出された避難指示が一部地域を除き解除されてから五年となった十二日、村復興交流館あぜりあの来館者が五万人に達した。復興に向けて歩んできた村と、村復興のシンボルの来館者数の節目が重なり、関係者はさらなる活性化への思いを新たにした。

 五万人目は、福島市の会社員大室和久さん(57)と美香さん(50)夫妻。川内村へキャンプに行く途中、あぜりあに立ち寄った。震災後、初めて村内を通り、「道路がきれいになって驚いた。復興が進んでいると感じた。以前のように葛尾村でもキャンプをしたい」と期待を寄せた。

 記念セレモニーが行われた。篠木弘村長が、凍(し)みもちやそばなど村の特産品を大室さんに贈った。篠木村長は「一部地域の避難指示解除から五年となる記念の日に、復興の核となる施設の来場者が五万人になり、いろいろな思いがある。来場の皆さまに感謝する」とあいさつした。

 あぜりあは二〇一八(平成三十)年六月、村役場近くに開所した。盆踊りや自転車ロードレース「ツール・ド・かつらお」の会場として活用されている。村が設置し、葛尾むらづくり公社が管理・運営している。

 記念セレモニーには、公社代表理事を務める松本弘副村長が立ち会った。

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