百音を応援 「おかえりモネ」出演 福島県田村市出身の佐藤みゆきさん

 福島県田村市出身の女優佐藤みゆきさん(36)がNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演している。主人公永浦百音(清原果耶さん)が働く森林組合に併設されたカフェのスタッフ菊地里乃役で、百音を見守り支える役割を果たす。「百音を皆さんも応援してくれるとうれしい」と語る。

 ―物語にどう関わるか。

 「放送をご覧になっている方には、百音の周りにいる温かい大人の一人、と映っていると思う。周囲の大人の中で百音と一番年が近い設定になっており、このままずっと、頑張り、悩む姿を近くで見守っていく」

 ―出演に際して心掛けたことは。

 「宮城県の津波の被害を知る必要があると思い、撮影前に女川町に足を運んだ。復興の様子を見て、土地の食べ物を食べた。何かを抱える百音に向き合う上で下準備になった」

 ―現場の雰囲気は。

 「登米編の撮影は昨年9月に始まった。これまで経験した現場では、撮影の合間に共演者やスタッフと雑談し、演じる上でのアイデアが浮かんでいたが、それができない。新型コロナウイルス感染対策が必要な中、スタッフもキャストも必死に取り組んだ」

 ―清原さんの印象は。

 「しっかりしていて頼もしい女優さん。演技だけでなく撮影現場全てに気を配っており一時は大変そうだった。昨年のクリスマスにヒバの香りのアロマ製品をプレゼントした。寝るときなどにリラックスしてほしいと手紙も添えた。冬休みを挟んで再会するとリフレッシュしていて安心した」

 ―撮影チームとしてどう走り抜くか。

 「撮影はまさにリレー。登米編からのバトンを百音が一人で東京編へつなぐ。また登米に戻るのであればそのバトンを全力で引き受ける。ドラマの中で百音を見守る役だが、一視聴者としても見守っている」

 ―以前、学校栄養士として働いた。

 「学校栄養士と女優業の二足のわらじを履き小劇場で演じていたが、体調を崩してしまった。このままではもたないと思い女優に専念した。今回のドラマは栄養士としての経験をアドリブに生かしている」

 ―今後の活動は。

 「大河ドラマ『江 姫たちの戦国』に宮沢りえさん演じる茶々(淀君)の侍女役で出演した時、地元の皆さんが喜んでくれた。私自身も映画やドラマから生きる希望をもらってきた。見てくれた方に元気を届けられたらいい。子育てをする母親と女優業の二足のわらじを履くのも目標。後輩の女優が子育てをしながら演じられるようにしていきたい」

    ◇  ◇

 さとう・みゆき 1984(昭和59)年生まれ、福島県田村市出身。田村高、会津大短期大学部食物栄養学科卒。上京後、学校栄養士として3年勤務した後、女優業に専念。舞台、テレビ、映画などで幅広く活動している。2017(平成29)年公開の初主演映画「真白の恋」で高崎映画祭最優秀新進女優賞を受けた。NHK大河ドラマ「八重の桜」に山川常磐役で出演。2013年から、福島県の現状を記録するドキュメンタリーを製作し発信するプロジェクト「1/10(じゅうぶんのいち)Fukushimaをきいてみる」に取り組んでいる。

 「おかえりモネ」は月~土曜の午前8時からNHK総合で放送中(土曜は1週間の振り返り放送)。

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