7つのマラソン大会をシリーズ化へ 福島県浜通り周辺8市町村

 

 福島県の浜通りなどの8市町村で開かれる7つのマラソン大会をシリーズ化し、地域の魅力づくりや交流人口拡大につなげる「ふくしま共走ネイチャーランシリーズ」の発足式は12日、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)で行われた。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けた地域のマラソン大会が連携し、復興の発信に結びつけるのが狙い。川俣ロードレース大会(川俣町)、川内の郷かえるマラソン(川内村)、とみおか復興ロードレース大会(富岡町)、田村富士ロードレース大会(田村市)、野馬追の里健康マラソン大会(南相馬市)、Jヴィレッジハーフマラソン(広野・楢葉町)、いわきサンシャインマラソン(いわき市)の7大会をシリーズ化する。

 今年度は各マラソン大会にブースを設け、他の大会や各市町村の物産品をPRする。スタンプラリーとして7大会のうち3大会に出場すると抽選で50人に県産品の詰め合わせを贈る。7大会をPRするホームページやチラシも制作した。

 発足式には8市町村長らが出席した。実行委員長に就いた藤原一二川俣町長が「被災地の復興した姿を多くの人に見てほしい」とあいさつ。各市町村長が宣言書に署名した。

 県相双地方振興局が実行委員会事務局を務める。問い合わせは事務局へ。

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