福島県のオリジナル高級米「福、笑い」を収穫 福島県いわき市の磐城農高生が稲刈り

 
 福島県いわき市の磐城農高の生徒は27日、今年から本格栽培が始まった県開発のオリジナル高級米「福、笑い」の稲刈りを行った。県によると高校生による「福、笑い」の栽培、稲刈りは県内初めて。

 同校の園芸科作物専攻班の3年生と園芸科の1年生が作業に臨んだ。生徒らは同校の実習田(約36アール)にたわわに実った稲穂の一部を丁寧に手狩りした後、コンバインを使い合わせて約1800キロを収穫した。

 同校は、県内の高校では初めて農産物の安全性を示す国内版認証「JGAP」でコメの認証を受けている。県が定める「福、笑い」の生産認定団体いわき福笑い研究会に加入しており、生徒が中心となって田植えや管理を担ってきた。

 今後、粒の大きさやタンパク質の量などを検査し、ブランドの基準を満たしていることを確認したうえで、コメの流通や販売を手掛ける同市小名浜の相馬屋が県内や首都圏などへ販売する予定。

 稲刈りを行った作物専攻班の三年生は「自分たちが愛情込めて育てたおいしい『福、笑い』をたくさんの人に食べてもらいたい」と笑顔を見せた。

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