地場産小麦で焼きたてピザ 古里の食材の魅力実感 福島県川俣町山木屋地区
焼きたてのピザをほおばる子どもたち
2022/04/03 21:05
東京電力福島第一原発事故で一時、避難区域となった福島県川俣町山木屋地区で生産された小麦などを味わい農業復興を願うイベントは3日、同地区で催され、参加者が地元食材の魅力を実感した。
同地区で小麦やライ麦を栽培する有志でつくる「ヤマキヤダーチャ」の主催。参加者は畑合わせて約30アールで麦踏みを行い、作物の成長を促した。麦は7月ごろ収穫となる。引き続き、昨年産の小麦を使ったピザを窯で焼き上げた。子どもたちは、焼きたてのピザを笑顔でほおばっていた。
ヤマキヤダーチャ共同代表の一人、酒井茉莉さん(37)は「安全安心な山木屋の食材を広く発信し、復興につなげていきたい」と前を見据えた。