「水木しげる 魂の漫画展」 福島県いわき市立美術館で開幕 幼少期からの創作の歩み紹介
「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品に関する多彩な資料を展示している「水木しげる 魂の漫画展」
2022/06/26 09:46
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画界の鬼才水木しげるさん(本命・武良茂、1922〈大正11〉~2015〈平成27〉年)の画業を紹介する「水木しげる 魂の漫画展」は25日、福島県いわき市立美術館で開幕した。
市立美術館と福島民報社、NHK福島放送局、NHKエンタープライズ東北の主催で、福島民報社の創刊130周年記念事業。水木プロダクションの企画協力、NHKプロモーションの制作協力。
絵が好きだった水木さんの幼少時代から紹介しており、片腕を失った過酷な太平洋戦争を乗り越えて独自の表現に到達した水木さんの創作の歩みを振り返っている。
生死の境をさまよった戦争を機に、妖怪が登場する漫画を作り始めた。緻密な描写の背景に鬼太郎などのキャラクターが躍動しているイラストが来場者の目を引いている。漫画原稿や愛用の道具など約300点を展示している。漫画家を志す以前に描いた油絵、戦争体験を基にした漫画作品なども飾っている。
8月21日まで開かれている。毎週月曜日と7月19日が休館日。7月18日と8月15日は開館する。