震災と原発事故の記憶、学生がデジタルアート 福島県浪江町で9日から作品展

 

作品展覧会をPRするチラシ

 

2025/02/06 11:06

 

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の福島県浪江町の記憶をアートで表現するプロジェクト「浪江学生デジタルアート道場2024」の作品展覧会が9日から11日まで、町内の大堀相馬焼・旧松永窯で開かれる。県外の学生がデジタル技術を用いて手がけた作品を並べ、地域の歴史を未来に紡ぐ。

 3組の学生アーティストの作品を展示する。それぞれが昨年11月から町内に定期的に滞在し、浪江の景色に触れ、住民と交流しながら制作に取り組んだ。大堀相馬焼の特徴の一つ「青ひび」に着目した映像作品、住民の声など音を織り交ぜた作品、仮想現実(VR)ゴーグルを活用したアート体験作品を扱う。

 入場無料。時間は9日が午後1時から同4時30分、10日が午前10時から午後4時30分、11日が午前10時から午後1時30分まで。作品に込めた思いなどを解説するトークショーが9日午前10時30分からふれあいセンターなみえ、11日午前11時から旧松永窯でそれぞれ開かれる。

 問い合わせはプロジェクトを主催する東京都の企画会社「ガッチ」へ。

 

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