花や野菜鉢、今年も用意 相馬農高の生産物販売会 5月3日に福島県南相馬市で開催

販売会の準備に励む草花専攻班の生徒
2025/04/22 18:00

野菜苗の手入れをする野菜専攻班の生徒
相馬農高の生産物販売会は5月3日午前9時から、福島県南相馬市原町区の同校雲雀ケ原農場で開かれる。担当する生産環境科の生徒は、準備に励んでいる。
生徒が育てた花や野菜の鉢、苗が格安で購入できる名物イベントで、毎年大勢の客でにぎわう。目玉となるカーネーションは、今年は昨年よりも種類を増やし11品種500鉢を用意する。マリーゴールドやベゴニア、ダリア、ペチュニアなどの花苗も約2千株を販売する。草花専攻班の生徒が手塩にかけて育てている。販売会に向けてタグを付けるなど、準備に余念がない。3年生の相浦りなさんは「きれいに仕上がった。感謝の気持ちを込めて育ててきたので、思いが伝わってほしい」とPRしている。
野菜苗は野菜専攻班が、種まきから手がけてきた。キュウリ、ナス、トマト、オクラなど14種類約2500株を販売する。3年生の五賀璃音さん、板倉凛さんは「一つ一つ丁寧に育てた。質が高い苗なので、大勢に手にしてほしい」と来場を呼びかけている。
価格はいずれも税込みでカーネーションが1鉢800円、花苗は70円、野菜苗は100円。販売時間は午前9時から午後3時までだが、なくなり次第終了する。問い合わせは相馬農高雲雀ケ原農場へ。