福島県楢葉町、特産干し芋発送 インターハイ男子サッカー出場51校に

干し芋が入った箱を手渡す松本町長(右)
2025/07/09 10:29
福島県楢葉町は8日、今年度の全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技に出場する全国の51校に町特産の干し芋を発送した。Jヴィレッジ(楢葉・広野町)を主会場に福島県固定開催されるのを踏まえ、選手に感謝とエールを伝える。
町は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの農業再生に向け、2017(平成29)年からサツマイモ栽培に取り組み、町特産品開発センターで6次産業化を進めるなど一大産地化を目指している。主力商品の干し芋は栄養価が高いことから、選手に食べてもらおうと贈呈する。
各校にそれぞれ120グラム入り50袋を送る。町の応援団「NARAHAアンバサダー」を務める音楽グループ「ET―KING」が制作した応援ソングのCDも同封している。
発送セレモニーを町役場で行い、松本幸英町長、町と包括連携協定を結んでいるヤマト運輸の関係者らが出席した。松本町長が「今年も熱い戦いが期待される。感謝と歓迎の気持ちを込め、全国51校の皆さまへ町の特産品である干し芋を届ける」とあいさつし、ヤマト運輸の担当者に干し芋が入った箱を手渡した。