狩猟免許取得者拡大へ 「新人ハンター育成セミナー」 被害対策など学ぶ 福島県南相馬市

狩猟や有害鳥獣駆除に理解を深めたセミナー
2025/07/16 17:05
狩猟免許取得者の拡大を目指す「新人ハンター育成セミナー」は12日、福島県南相馬市原町区の県南相馬合同庁舎で開催された。
相双地方では東京電力福島第1原発事故による避難に伴い野生鳥獣が増える一方、原発事故前に700人以上いた狩猟免許の取得者は450人台にまで減っている。深刻化する鳥獣被害の対策として捕獲ができるハンターを増やそうと、県相双地方振興局がセミナーを開いた。
約20人が受講した。県相双地方振興局の担当者が狩猟免許制度や免許取得までの流れを説明した。県避難地域鳥獣対策支援員が具体的な被害対策について解説した。わなの設置実習や射撃シミュレーターの体験なども行い、狩猟や有害鳥獣の駆除への関心を高めた。