遠野の新庁舎完成 災害対応力強化へ 来年1月19日から業務開始 福島県いわき市

 

防災機能を強化した新庁舎

 

2025/12/24 15:25

 

 整備工事が進められていた福島県いわき市遠野町の市遠野支所・常磐消防署遠野分遣所新庁舎が完成した。22日に現地で落成式が行われ、関係者が新たな拠点の誕生を祝った。来年1月19日から業務を開始する。

 現在の支所は、1965(昭和40)年に完成し、建築から60年が経過している他、耐震性に課題があることから隣接地に市が整備を進めていた。新庁舎は鉄骨2階建てで、整備費用は約2億5500万円。1階に支所機能、2階に多目的室と分遣所を設ける。非常用電源なども備え、災害時の防災拠点としても機能する。

 落成式には地元関係者ら約30人が出席した。内田広之市長が式辞を述べ、テープカットに臨んだ。施工業者の東洋建設、佐川電設工業、開世工業、本多建設の4社に感謝状を贈った。現庁舎は2月以降に解体工事に着手し、令和8年度中に駐車場として整備される予定。

 

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