冷気が深めるうまみ 20日、大寒 福島県葛尾村で凍み餅作り

 

冷たい外気が入る干し場で仕上げられる凍み餅

 

2026/01/20 11:10

 

 20日は二十四節気の「大寒」。一年で最も寒さが厳しい頃とされる。福島県葛尾村野川の食品加工・販売業「ふるさとのおふくろフーズ」では、凍[し]み餅作りが最盛期を迎えている。

 従業員4人がもち米とうるち粉にヤマゴボウやヨモギの葉を混ぜてつき上げ、厚さ1・5センチほどに切り、水に浸して凍らせる。一連12枚ずつを屋内の干し場につるし、冷たい外気を入れながら30~40日間ほど自然乾燥させ、うまみを凝縮させている。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う休止を経て、2017(平成29)年に村内での製造を再開した。今年は2月上旬までに発災前を上回る9千連の製造を見込んでいる。代表の松本智恵子さん(67)は「古里への思いを込めて伝統食を作り続けたい」と話している。

 凍み餅は3月中旬から福島市の県観光物産館やJA福島さくらの直売所、村内の商店などで販売される。

 

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