福島県のサクラダ・ファミリア?ナニコレ珍百景にも取り上げられたパワースポット【百尺観音】

ここ数年、旅行前の情報収集はインスタグラムのハッシュタグ検索でほぼ用が足りるようになり、福島県浜通りを旅することが決まった今回も事前リサーチでインスタグラムで浜通りの町の名前を一つずつハッシュタグ検索をする中で、最も興味を惹かれたのが相馬市にある【百尺観音】です。

写真を見て、巨大建造物好き&地方の仏像や宗教的モニュメント好きの血が騒ぎ私のセンサーがこの神々しい観音様にビンビンに反応します。

調べるとテレビ朝日の「ナニコレ珍百景」でも取り上げられたことがあるようで、写真を初めて見てまさに”何これ!?”と心の中で叫んだ数分前の自分を見透かされたようでちょっぴり恥ずかしくなります。

そしていざ旅のスタートの東京を出発し、福島県のいわき駅からレンタカーで6号線を北上した福島県浜通りの旅1日目。

いわきから初日の宿泊先である北部の新地町のホテルに向かう道中では、原発事故による避難指示区域を通ります。

避難指示区域の双葉町に立ち寄った後、初日の最終目的地として百尺観音を訪れました。

あの事故から時が止まったままの、空家、元住民の方々のものと思われる古びた何台もの車、外壁が剥がれ落ちた有名チェーン店、侵入を防ぐための金属の柵、通行禁止の看板。

ある日突然生活を奪われ、いつかは戻ることができると想定したまま、この10年間何も手をつけられていない現実が、車で走りながら両脇の景色として通り過ぎていきます。

一方で、空いた土地に一面に敷き詰められた太陽光エネルギーのパネル達からは、新たな決意と行動を起こしていく未来への行動が見受けられます。

車の運転をしながら、正解など存在しないし導き出せないのに繰り返す自問自答と様々な考えの堂々巡りで複雑な感情に支配されそうになったところでたどり着き迎え入れてくれたのがこの【百尺観音】でした。

6号線から左折してすぐに駐車場に到着。(案内看板が出てるのでとてもわかりやすいです。)

複雑な感情を引きずりながらの長時間ドライブを終えて車のドアを開けて久しぶりに外に出た瞬間、澄んだ冬の冷気だけではない”気場”の良さが頭のてっぺんから五感に響き渡りました。

思いっきり深呼吸をして上を見上げると何も遮るもののない空。

風と木々が揺れる音。

東京での日常生活での悩みや道中での複雑な迷いなど、人生で本当に大切なことではないのかもしれないと思わせてくれる。

そうです。私はこの百尺観音に着いて、”生きているハイ”状態になったのです。

そうです。20歳をすぎると女はパワースポットに敏感に反応するようになるのです。

これまでに数々のパワースポットを訪れました。

それはもう国内にとどまらず海外のパワースポットまで。

しかし、パワースポットと知らずに訪れて圧倒的パワーを感じたのは初体験だったため、より興奮したのです。

気を取り直して、観音像の入り口に向かうと丁寧に手入れされた豊かな植物が出迎えてくれます。

空と木々の間から見える観音像のお顔。

流れる穏やかで清らかな空気の中、この世のあらゆる俗物に動じずに存在する観音の”気場”の良さをビシバシ感じます!

この地が地元の仏師・荒嘉明氏が諸国を巡り、生涯一仏一体を残そうと岩山を切開き、昭和6年(1931年)に建立を開始したのがこの百尺観音です。30余年の年月を費やし一人で彫り続けましたが、完成を見ないまま他界されました。

現在、四代目の陽之輔氏が父祖の志を受け継いでいます。

約60年前に八十八尺(約26m)の高さまで構築しそこで止まてしまい、高さ百十八尺(約36m)の完成を目指すも、60年の風雪と東日本大震災により完成より先に崩落が始まってしまいます。

このままでは観音像は消えゆく事になります。

この崩落を止め、観音像を後世の人々に残そうと、地元市民が立ち上がって「百尺観音復興基金」を作り2019年にはcampfireで50万円のクラウドファンディングを募り、見事達成されています。

https://camp-fire.jp/projects/view/285630

着工100周年に当たる2031年までに崩落部分を修復、未完部分を完成させ百年越の夢を叶えようと市民が立上げた一大プロジェクト。

これからまだまだこの観音像は進化していきますが、完成形だけが常に美しい結果なのではなく、地元市民のみなさんの思いが託された完成に向かうこの過程も美しいストーリーです。

30年以上の以上の時間をかけてたった一人でこの巨大な観音を彫る姿からは、一つのことにひたむきに向き合う強い信念と行動力は、「”今”に集中する」仏の教えと、数多の成功者が口を揃える「行動あるのみ」を感じ取れる。

その思いと姿勢がこの観音の背景には詰まっているからこそ、周りの空気を変える力を発しているのでしょう。

今を生きる私たちだからこそ、目を見開いて今を見ていこう。

納得のパワースポットです。

何度でも言います。

百尺観音は間違いなく福島県のパワースポット!

百尺観音

福島県相馬市日下石高根沢686

拝観料 無料

上月マキトラベルライター

投稿者プロフィール

トラベルジャンキー、アートラバー、映画ファン、サウナー、ゆる〜くペスカタリアン生活実践中。

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