学校内にあるおしゃれカフェ『ふぅ』でふぅっと一息

JR常磐線広野駅から徒歩15分ほどのところに、福島県立とは思えない先進的な学校『ふたば未来学園』がある。

校舎の外観も学校とは思えないほど、洗練されていておしゃれだ。

そして、こちらの学校にはなんと、生徒が主体で運営するカフェがある。

その名も『cafe ふぅ』

学校の入り口にもしっかりとお店の旗が立てられている。

普段学校に出入りしない一般人としては少し入るのに躊躇してしまうが、学校内にある生徒が運営するcafeとはどんなものなのか、一度見てみたいという好奇心が勝り今回足を運ぶこととなった。

学校の正門からまっすぐ中央の道を進むと、左奥にcafeふぅの看板がまた見えてくる。

cafeふぅは「地域協働スペース双葉みらいラボ」内にある。

こちらの建物に入室すると、今は感染症対策のためにcafeの店員さんに検温をしてもらった後、訪問者カードの記入をすることになった。手の消毒もしっかりとして、いざ店内へ!

様々な設備が共存する、広々としたオープンスペース

まず最初に目に飛び込んできたのが、入り口の目の前にある大きな黒板!

cafeふぅには、NPOカタリバのスタッフルームが隣接している。

その他にも同じスペース内に、地域協働スペースや奥には協働学習ルームなどもあり、まさに一般的なcafeの店内とは一風違った空間となっている。

こちらの黒板の右端には、cafeふぅで働くスタッフさんの紹介なども載っている。

黒板の前を通りさらに右へ進むと、部屋の中央に大きなツリーのようなモニュメントが出現!

このモニュメントを囲むように、地域の情報が載ったパンフレットや生徒たちの学習に役立つ冊子が並べられている。また、右側の壁には大きなスクリーンもあり、昼夜問わず様々なイベントでこちらのスペースは使用されているそう。

さて、この広々としたスペースの左奥に見えるのが、今回の目的地『cafeふぅ』である。

心地よい音楽が流れ、コーヒーの香りが漂う空間

この時はちょうどクリスマスシーズンだったため、クリスマス仕様のデコレーションもされていて、おしゃれカフェが好きな筆者としては、心踊る瞬間だった。

何よりも、スペース全体に漂うコーヒーのいい香り、室内にかかっているリラックスできる音楽、どれも心地よく、学校にいるということを忘れてしまう空間だった。

cafeふぅの歴史

さて、そんな素敵な「cafeふぅ」がこの未来学園内に開店した経緯やお店の詳細について、担当の山﨑先生に詳しくお話を伺った。

cafeふぅは、2019年6月に開店した。

正式に飲食店として申請されているまさに本物のcafeであると聞き、学校としてそこまで本格的にできることにまず驚いた。

もともとは、地域協働スペースを兼ねて、地域の方々が集まって交流できるスペースを作ろうということが、cafeふぅの原型だったそう。

また、こちらのカフェはふたば未来学園が目指す『生徒が主体的位に動き、失敗を恐れずに実社会の中で挑戦し、地域コミュニティや世界と学ぶ』という学校像にマッチするよう、あくまでも生徒が主体で運営することを大切にしている。

カフェでの生徒たちの活動は、「部活動」として主に放課後の時間を中心に行われる。

毎週月・水・金の放課後は生徒たちが実際にお店に立って、店員をする。

(火曜日はお休みで、木曜日は新しいメニューやイベントなどを部員みんなで考えるミーティングの日に当てられる。)

また、2020年10月から、平日だけでなく土曜日も営業を始めた。平日は行けそうにないという方も、この機会にぜひ足を運んでいただけたら嬉しい。

cafeふぅのオススメメニュー

オススメメニューを聞くと、オリジナルブレンドの豆で丁寧にドリップしていれる「ふぅブレンド」が一番の看板メニューとのこと。

コーヒーが苦手な方でも飲みやすいドリップコーヒーを研究して考えられた、苦味を抑えたすっきりと飲みやすいコーヒーになっている。

筆者はラテもオーダーしたが、こちらも程よい甘さでとても飲みやすかった。

また、写真でラテの左に写っているのが生徒さんが作った「みかんの丘ゼリー」。

冷やして食べると、爽やかなみかんの風味が口いっぱいに広がり、たっぷりのみかんを満喫できる一品。

こういったゼリーの他にも、他の部活動で考案されたオリジナル商品も店頭に並んでいた。

cafeふぅの部員だけでなく、学校の生徒みんなが様々な形で参加できる環境が揃っていると感じた。

地元のパン屋さんの美味しそうなパンも購入可能。お昼時になるとたくさんの生徒さんで賑わっていた。

カフェのこれから

さて、一見順調そうに見えるcafeふぅについて、あえて今の課題を伺ってみた。

すると、とても現実的な答えが返ってきた。

今現在は、放課後以外の時間(昼間の時間帯)は、生徒ではなく一般の方を定員さんとして雇っている。その人件費を、cafeの売り上げから全てまかなうことに苦戦しているそうだ。

ただでさえ学校という場所柄、一般の方は入りづらい面があったり、また、コロナ禍も影響しているそうで中々売り上げが伸び悩んでいるそうだ。これからは、リスクも考慮しながら、一般の方たち(特に地域の方たち)がもっと気軽に立ち寄って、生徒と交流を深められるcafeになって欲しい。そしてもっともっと生徒主体で持続可能なお店になって欲しいと山﨑先生はおっしゃっていた。

復興の象徴でもある「ふたば未来学園」

この学校と双葉郡の情報を発信していく、そんなcafeを目指して今日もたくさんの方に「ふぅっと一息つける」そんな空間を提供しているcafeふぅ。希望がたくさん詰まった素敵なカフェへ、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。

最後に、今回取材に快く対応していただいた山﨑先生に、この場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

『cafeふぅ』

〒979-0408

 福島県双葉郡広野町中央台一丁目6番地3

「ふたば未来学園中学・高等学校」敷地内 

JR常磐線広野駅から徒歩約15分 車で約5分

Googleマップ

https://goo.gl/maps/jbiRJUofK8iq3o7s8

カフェのSNS

・インスタグラム

https://www.instagram.com/futamira_cafe/

・フェイスブック

https://www.facebook.com/futabamirai.cafe.fu/

鈴木 真里トラベルライター

投稿者プロフィール

福島県いわき市出身。現在までに、国内では東北・北陸・関東・関西に、国外ではシンガポール、ミャンマーでの在住経験がある。 その経験を生かし、様々な視点からその土地の魅力を発信するよう努めている。 動画の企画・撮影・編集を自ら行い、YouTubeへの動画投稿も行っている。

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