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復興の在り方疑問 拠点だけでは暮らせない【復興を問う 帰還困難の地】(75)
東京電力福島第一原発事故で全町避難を強いられた福島県浪江町は二〇一七(平成二十九)年三月に居住制限、避難指示解除準備の両区域が解除された。 町内では新たなまちづくりが進む。棚塩地区には世界最大級の水素… -
アウトドアブランドを立ち上げ 福島・田村市のエクストエンジニア
福島県田村市常葉町の精密切削加工会社「エクストエンジニア」(渡辺兵吾社長)は、自社グループの加工技術を生かし、アウトドアブランド「E×W」(イー・ダブ)を設立した。第一弾として、たき火台を商品化し、インターネットで販… -
相馬中村神社「修復協力を」 氏子総代がクラウドファンディング
二月に発生した福島県沖地震で参道の石灯籠が倒壊するなどした福島県相馬市の相馬中村神社の修復費用捻出のため、同神社氏子総代は今月から、クラウドファンディングで寄付を募る活動を始めた。目標額は千二百万円。同神社は七月に行… -
かれんな花 マルバシャリンバイ 福島・南相馬市の海岸を彩る
東日本大震災の津波被害を受けた南相馬市鹿島区南海老地区の海岸で、県指定天然記念物のマルバシャリンバイがウメに似たかれんな白い花を咲かせている。 バラ科の常緑低木。葉が丸みを帯び、枝葉を車輪のスポークの… -
福島県飯舘村からの避難犬モデルに家庭用ゲームソフト開発 仙台のピクセル
東京電力福島第一原発事故により福島県飯舘村から仙台市の夫婦に引き取られた犬「ヒューガ」がモデルとなったゲームソフトが三日、発売された。犬を引き取った佐々木英州(ひでくに)さん(46)が社長を務めるゲーム会社ピクセルが… -
福島県内14人感染 2日県発表分 「新型コロナ」ウイルス
福島県は県内で十四人の新型コロナウイルス感染が確認されたと二日、発表した。東邦銀行が一日に発表した同行三春支店の行員一人が含まれており、新たな感染判明は十三人。十四人の陽性は三十日に判明した。県内の感染者は累計四千六… -
営農型太陽光発電施設が完成 サカキ生産・販売「彩の榊」 いわきに整備
神事などに用いられる国産サカキを生産・販売する「彩の榊(さいのさかき)」(本社・東京都、佐藤幸次社長)は、太陽光発電と農業を両立させた営農型太陽光発電施設を福島県いわき市山玉町に整備した。二日、完成記念セレモニーが行… -
相馬双葉漁協ホッキ貝漁開始 本格移行期間で初出漁
福島県・相馬双葉漁協の今季のホッキ貝漁が今月解禁され、二日から漁が始まった。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後に試験操業で再開されたホッキ貝漁は今年で六年目。今年四月に試験操業から本格操業への移行期間に入ってか… -
福島県内外から応募700通超 医療従事者への感謝メッセージ 福島民報社 紙面を医療機関へ
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、福島民報社が福島県民から募った医療従事者への感謝の思いを伝えるメッセージは、県内外から七百通を超える応募があった。特集紙面をポスターにして医療機関などに贈る予定で、最前線で働く人た… -
「将来的に全て解除」 単なるリップサービス【復興を問う 帰還困難の地】(74)
福島県浪江町津島の下津島行政区長を務める今野秀則さん(73)は、避難している大玉村の住宅で、本棚に並ぶ百冊ほどのアルバムから一冊を引き抜いた。学校行事や地域のイベント、親戚の集まり…。ページをめくると、古里での懐かし…