誇りと伝統、胸に刻む 南相馬の4小学校、合同閉校式

 

 南相馬市小高区の小高、福浦、金房、鳩原の四小学校は四月の統合を前に二十七日、小高小で合同の閉校式を行い、四校の全校児童六十三人らが臨んだ。 

 藤巻国孝校長が「学校での経験を、これから出会う人に教えてほしい」と式辞を述べた。児童代表の佐藤萌(めぐみ)さん(小高小六年)が「この学校に通えたことを誇りに思う」と語った。児童代表が門馬和夫市長に校旗を返納した。全員で各校の校歌を歌った。 

 実行委員長の堀内洋伯小高区四小学校PTA副会長、門馬市長らがあいさつした。 

 四小学校は東京電力福島第一原発事故で児童数が減少し、二〇一七(平成二十九)年四月から合同で授業している。四月六日に開校式を行い、「小高小」として再出発する。

関連記事

ページ上部へ戻る