新型コロナ23人感染、福島県発表
県は二十三人の新型コロナウイルス感染が確認されたと十七日、発表した。二十三人には県教委が十六日に発表した小野町の小野高の男子生徒一人が含まれており、新たな感染判明は二十二人。県内の感染者は累計二千二百三十四人となった。
十六日現在の入院者は予定を含め二百三十七人で、県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は50・5%で、二日ぶりにステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」を超えた。重症者は最多の十六人となり、重症者用病床の使用率は32・7%となった。
二十三人には、クラスター(感染者集団)が発生した郡山市の太田西ノ内病院の職員六人が含まれおり、同病院のクラスターは計百六十人に拡大した。この他、クラスターが発生した二本松市の枡記念病院の入院患者二人も含まれており院内クラスターは計四十人に膨らんだ。二十三人のうち感染経路不明は七人だった。
県発表の二十三人の内訳は次の通り。
◆17日発表(16日判明分)▼白河市・1人=20代女性▼郡山市・11人=60代病院職員男性、40代病院職員女性3人、50代会社員男性2人、60代病院職員女性、50代病院職員男性、40代会社員男性、50代会社員女性、50代無職女性▼東京都・1人=20代女性▼南相馬市・2人=40代会社員女性、10代男子学生▼二本松市・2人=60代無職男性、80代無職男性▼田村市・2人=80代無職女性、10代男性▼石川町・1人=20代会社員男性▼本宮市・1人=60代無職男性▼相馬市・1人=30代会社員女性▼福島市・1人=50代公務員女性
■新型コロナ小野高感染計5人 新たに生徒2人と教員 福島県教委発表
県教委は十七日、小野町の小野高の男子生徒二人と四十代男性教員の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。同校での感染確認は累計五人となった。
県教委によると、男子生徒二人は田村市在住で、十六日までに感染が確認された男子生徒二人と同じ学年だという。男性教員は小野町在住で、十六日に発熱の症状があり十七日にPCR検査で陽性が判明した。
新たな感染者の確認を受け、同校は当初十九日まで学年閉鎖としていたが、臨時休校とする。今後は感染した生徒の学年全生徒と関係する教員のPCR検査を実施する予定。
県立高校入試の後期選抜の出願先変更と面接などの試験については通常通り行う。