「元気に帰ってきてね!」 木戸川(福島県楢葉町)でサケの稚魚放流

 

木戸川にサケの稚魚を放流する児童

 

2022/03/16 18:17

 

 福島県楢葉町の木戸川漁協のサケ稚魚放流は16日、町内の木戸川で行われた。町内のあおぞらこども園の園児と楢葉南北小の児童ら約80人が「元気に帰ってきてね」と呼び掛けながら稚魚を放した。

 放流したのは昨年秋に木戸川を遡上(そじょう)したサケから採卵し、同漁協のふ化場でふ化させた約1万匹。楢葉南北小の児童が校内で育てた稚魚も加えた。

 放流に先立ち、松本幸英町長と松本秀夫組合長があいさつ。楢葉南北小の高木美羽さん(6年)が「サケが元気に帰ってきてほしい」と呼び掛けた。園児や児童は体長約4センチの稚魚をバケツからそっと川に放した。

 同漁協の昨年の漁獲量は地球温暖化などによる全国的な不漁の影響で、過去最低の246匹だった。今季は、山形県で購入し、ふ化施設で育てている稚魚を加え、約54万匹を放流する。

 

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