元オリックスの赤間謙さんが日本一に喜ぶ 古里楢葉での復興誓う
かつて所属したオリックスの日本一を喜ぶ赤間さん
2022/11/02 09:47
プロ野球のオリックスとDeNAで投手としてプレーし、引退後は古里の福島県楢葉町に戻り、町スポーツ協会職員となった赤間謙さん(31)はかつて所属したオリックスの26年ぶりの日本一を喜ぶ。同期入団の選手の活躍に刺激を受け、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの町の復興に向け、日々の業務にまい進する。
赤間さんはテレビで日本シリーズを観戦し、連日の熱戦に興奮しながら古巣を応援した。2015(平成27)年ドラフトの同期入団は、日本シリーズでも活躍した吉田正尚選手とMVPに輝いた杉本裕太郎選手。今も交流しており、日本一が決まると吉田選手にメールでお祝いした。
「一緒にプレーした選手が日本シリーズの舞台で活躍し、自分のことのようにうれしい」と笑顔を見せる。
2020(令和2)年12月に現役引退を発表し、古里・楢葉町の復興の役に立ちたいと町内に移住した。現在は町スポーツ協会の事務所がある、ならはスカイアリーナを拠点に働く。近くには小中学生時代に何度もプレーした球場がある。「町の素晴らしいスポーツ施設の魅力を発信し、町に恩返ししたい」