普通のデートじゃ物足りない?田村市のワンダースポットを紹介

 

田村市は、他の町では味わえないような不思議スポットがたくさん!街でショッピングやカフェをするのも良いですが、たまにはいつもと違うドライブデートを楽しんでみませんか?

そこで田村市で過ごすデートプランを勝手に提案します。ようこそ、日本のワンダーランド田村市へ。

宇宙岩

今回はいわき市からスタートして田村市に向かいます。その途中に立ち寄りたいのが、大草原に突如現れる巨石です。この神秘的な雰囲気から、「宇宙岩」と呼ばれています。巨石の上に登ることもできるので、夜に満点の星空を望むのもロマンチックですね。

そしてこの宇宙岩は田村市ではなく、ギリギリいわき市でした(すみません)。天気の良い日に訪れたいスポットです。

写真では伝わらないですが、すごく大きい!

レンタカーも車のCMのよう

ピクニックをするのも良いですね

  • 名称:宇宙岩
  • 住所:福島県いわき市三和町差塩

東堂山万福寺

東山堂の中腹にある満福寺は、807年に創設された由緒ある寺院です。そして430体以上の羅漢像が四季の中に溶け込んでいます。

私の1番お気に入りは、大木の根の中で笑っている羅漢像です。よーく見たら笑顔でお札を数えています。「お金持ちになれますように」とお願いをしておきました。

他にもユニークな石像がたくさんあるので、会話が弾むこと間違いなしです。自分のお気に入りの羅漢像をぜひ見つけてくださいね。

私のお気に入りの羅漢像

11月上旬は紅葉シーズンでとてもきれい

十人十色、羅漢像のダイバーシティーでした

  • 名称:東堂山万福寺
  • 住所:福島県田村郡小野町小戸神日向128

船引駅のお人形様

次に行く場所は船引駅。お目当ては、駅に飾られているお人形様です。

お人形様は、昔に悪疫が流行ったときに魔除けとして崇められたといわれています。怖そうな顔ですが、田村市の守り神なのです。

お人形様は他にも、磐城街道沿いの屋形、朴橋、堀越の3カ所にあり、全て表情や大きさも違います。今回は行けませんでしたが、全部回る1日も楽しそうですね。

「コロナが落ち着き、また平穏な日常が戻りますように」と、お人形様にお祈りしました。

4メートルほどの高さがあり迫力満点

後ろ姿はこんな感じ

駅前にあるお城のような建物も気になります(結婚式場でした)

  • 名称:JR船引駅
  • 住所:福島県田村市船引町船引上田中

佐藤さん宅の富士山

富士塚巡りが好きな私は、田村市にも富士山があると聞いて佐藤さん宅へ。「えっご自宅に富士山?どういうこと?」と思いながらお邪魔したら、想像以上にMt.FUJI!

目の前には河口湖?もあり、逆さ富士を拝むことができました。これらは全部佐藤さんの手作りです。そして極め付きには、佐藤さんが「トリプル富士山」と言って上腕二頭筋を盛り上げてくれました。あっぱれです!

佐藤さん曰く、「まだ完成してない」ということなので、今後も楽しみにしています。

富士山を作っている佐藤さん

逆さ富士もお見事!

「我人生に富士山有り」

阿倍文殊菩薩堂

日本五大文殊の1つである阿倍殊菩薩。「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるように、文殊菩とは仏の智慧を象徴する菩薩なのです。知恵を司るパワースポットということで訪れてみました。

入り口から神々しい雰囲気です。杉並木の参道を登っていくと、本堂が現れました。喧騒から離れすぎて異世界に来たような気分になります。都会に疲れた方や巨木が好きな方は、ぜひ訪れてみてください。

樹齢300年から400年の杉並木

木漏れ日の中、森を歩くのも楽しい

平安時代に建てられた阿倍文殊菩薩堂

1932年(昭和7年)当時のお祭りの様子が描かれている

  • 名称:阿倍野殊菩薩
  • 所在地:福島県田村市船引町文珠字上652

下里工芸

コンクリートで作ったユーモアあふれる像が見られるといこうで、下里工芸へ。残念なことに、現在は営業しておりません。

とはいえ、店舗の前にはイキイキとした面白い作品がぽつぽつと並んでいます。トタンをよじ登るスパイダーマンや、寄り目のペコちゃんなど、クスっと笑えるものばかり。すべて箭内さんというおじいちゃんが作ったそうです。

先ほどご紹介した富士山の佐藤さんといい、なぜ田村にはパワフルで表現力の高いおじいちゃんが集まっているのでしょうか。お人形様のようなインパクトのある神様を日常的に見ているからか?など、勝手に想像してしまいました。

下里工芸の看板の下にはスパイダーマン

この表情とこの服装、たまりません

すべてセメントで作ったハンドメイドです

  • 名所:下里工芸(現在は営業しておりません)
  • 住所:福島県田村市船引町船引花木内

カッパ村

そして箭内さんのコンクリートアートは、下里工芸だけではありません。下里工芸から車で5分ほど北へ移動した場所に、カッパ村があります。こちらも現在、手入れがされておらず廃村の状態でした。

とはいえ、何十体ものカッパたちは撤去されず、そのまま現存しています。草木がボーボーと生えているため、リアルにカッパたちが暮らしているようです。

最初はカッパに心踊らされていたのですが、だんだん妖怪の世界に迷い込んだ気分になり怖くなってきました。最後はダッシュして、カッパ村を出ました。小心者の私ですが、躍動感あふれるカッパたちの暮らしを見れて大満足です。

音楽会をしているカッパたち

カッパの暮らしを垣間見れます

この写真には一体何匹のカッパは写っているのでしょう?

  • 名所:カッパ村(現在は営業しておりません)
  • 住所:福島県田村市船引町船引字沼田65-17

花の湯

ワンダーランドを周り五感を刺激されまくったので、最後は心を落ち着かせるために温泉で締めくくります。

カッパ村の前にある温泉「花の湯」へ。露天風呂もあり、今日という1日を振り返るのにもぴったりです。しっかり汗を流したら、最後はフルーツ牛乳で糖分と水分をチャージ!最初から最後まで、どっぷり田村市を堪能できました。

露天風呂(時間によっては死海風呂にも入れます)

入浴のみで500円

一汗掻いた後に飲むフルーツ牛乳は最高

1日では足りない魅惑の田村市。

今回はデートプランとして紹介しましたが、家族や友達、またはソロで行くのもおすすめです。実際に私は1人で行動していましたが、とても楽しい時間を過ごせました。

「あぶくま洞」「リカちゃんキャッスル」「聖石温泉」など、他にも時間さえあれば周りたかったスポットがたくさんありますので、コロナが落ち着いたら再来訪したいです。ぜひ、皆さんも自分だけのワンダーランドを探してくださいね。

※この記事は2020年11月に訪問した際の内容です

井上 ぺるきち編集・ライター

投稿者プロフィール

兵庫県出身。
書籍の編集者を経て、現在WEBメディアにてコンテンツエディターとして勤務。趣味の街歩きや純喫茶巡りを生かして散歩ライターとしても活動しています。浜通りの散歩が楽しくなる情報を紹介します。
Instagram:https://www.instagram.com/perukiti/

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