福島・湯巡りレポート:旅人に愛される、聖石温泉。若女将のアイディアが満載!

国内旅行の楽しみのひとつ言ったら温泉!今回福島の浜通りの旅では、3泊4日で4箇所の温泉を楽しみました。まず最初に訪れた温泉は「いわき湯本温泉」。

いわき湯本温泉は、「日本三古泉」の1つ。2~3万年もの間、空気に触れることなくプレートの摩擦熱で暖められたお湯が源泉です。

開湯は奈良時代にまで遡ると言われています。負傷した鶴を助けた2人の旅人が、数日後「この佐波古の御湯を開くべし」と書かれた巻物を受け取ったのが始まりと伝えられています。

町中には足湯ができる場所も沢山。地元の方や、観光客が体をあたためていました。

駅前には「いわき湯本温泉旅館協同組合」があり、日帰り温泉の案内などもしてもらえます。私が、いわき湯本で入った温泉は2つ。

一つは「古滝屋地図)」。
宿泊客で賑わうこの温泉は、いわき湯本の眺望が綺麗な露天風呂があります。無色透明のお湯で、お肌もすべすべです。

「古滝屋」の近くには、温泉神社も。この神社は、いわき湯本温泉を鎮守していることもあり、境内からは、硫黄の香りが漂ってきます。

他にも、地元の皆さんで賑わう大衆浴場「みゆきの湯」にもお邪魔しました。
300円で温泉に入ることができて、とてもリーズナブル!

その後、玉山温泉の藤屋旅館にも宿泊。こちらは、アルカリ性の特徴的な泉質でした。(詳細は別の記事でご紹介します)

福島浜通りの湯巡りのなかで、特に印象的だったのは田村市の「聖石(ひじりいし)温泉」!

いわき市から田村市の聖石温泉まで、国道49号線を車で向かいます。山間を走る国道49号線。11月上旬は紅葉がとても綺麗で、気持ち良くドライブすることができました。

途中で「宇宙岩」なるスポットに寄り道。
丘陵に突如現れる巨大な岩。あたり一面に広がる、青空や、山々を見ていると気分もリフレッシュします。

いわき市から3時間のドライブを経て田村市の「聖石温泉」に到着!屋根の「ゆ♨」のマークが目印です。

車から降りると、犬とにわとりが迎えてくれます。

温泉に来ていた近所の方は、お友達のように、にわとりと戯れていました。

聖石温泉には広い休憩スペースもあって、ゆっくりとくつろぐことができます。お食事処でもあるそうで、焼肉定食などのご飯もいただくことができます。

この休憩スペースを抜けて、大浴場へ。
浴室のドアを開けた瞬間にびっくり。
ちゃ…茶色い!!

近づくと、浴槽全体が茶色く見えるのが分かります。
濁っているのかな?と思って洗面器にお湯を汲むと無色透明。とても不思議な体験です。

どうやら、茶色に濁るのは「鉄分」を含む含鉄泉だからだそう。地中より湧き出したばかりの温泉は無色透明ですが、地上に湧き出すと空気中の酸素に触れ、鉄分が酸化して茶色い沈殿物が生まれるそうです。鉄分が含まれている温泉は疲労回復にも効果があるそうです。

お風呂から上がったあと、スタッフの方に「珍しい泉質ですね。」とお伝えすると、「ちょっと待っててくださいね。」とコップに温泉のお湯を汲んで戻ってきました。

「温泉は透明なのですが、お茶を入れると不思議な変化があるんですよ」とのこと。

ペットボトルのお茶を少しいれると…みるみるコップの中のお湯が紫色に。

1分もたたないうちに、黒色に変色してしまいました。
理科の実験さながら、この変色も温泉に含まれる鉄の成分と、お茶のタンニンが結合して生じる現象のようです。

スタッフの方と泉質についてお話が盛り上がっているところに、若女将がいらっしゃいました。

聖石温泉の若女将は、テレビ朝日の『激レアさんを連れてきた。』にも出演したことがある方です。カリスマギャルが崖っぷちの温泉を継いで、人気温泉に変貌させた仕掛け人!として紹介されています。

若女将にお話をお伺いすると、聖石温泉には、以前より旅人が多く訪れているそうです。

バイクを走らせて東北を旅する方にとって、国道6号線が人気のコースだったそうですが、東日本大震災の影響で通行止めに。それにより、聖石温泉の近くを通る旅人が増えたとのことでした。

旅人ために何かできないかと考え、キャンプ場「聖石ベースキャンプ」を造ったとのことでした。キャンプ場には、ベースデッキがあり、テントを張ったりキャンプファイアーができるそうです。

聖石温泉には、BBQや火を起こすための木炭など、キャンプに必要なグッズが充実していました。

ちなみに、聖石温泉の入浴料は600円。「キャンプ場の宿泊料はいくらですか?」と聞いたら、「一日の入浴料だけで追加での費用は頂いていません」とのこと。なんて良心的!

大自然のなかで、キャンプファイヤーの炎をんで語り合い、疲れたら温泉に入りう。最高の時間を過ごせそうですね。

若女将に、これから、どのようなことにチャレンジしたいですか?とお伺いすると、

今後は、もっとキャンプ場の設備も拡充させていきたいという想いをお伺いし、旅人を迎え入れる聖石温泉の優しさを感じることができました。

「訪れた方の楽しみが増えるように、聖石温泉の新しいグッズをつくってみたいです。」とのこと。

テレビの放映をきっかっけに、聖石温泉オリジナルの「日本一周顔」のステッカーは旅人さんに喜ばれているそうです。きっと、オリジナリティ溢れるグッズが並ぶに違いありません。

お話を伺っているとき、ご近所の方がキャベツと大根を持って訪れてきました。若女将から、「これから冬になると、皆さん白菜を持ってきてくださるんですよ。」と笑顔で教えて下さいました。

地元の方にも、旅人にも愛されることを感じることができた「聖石温泉」。
ぜひ皆さんも訪れてみてくださいね!

【聖石温泉について】
住所:
〒963-4435 福島県田村市船引町大倉字聖石215
URL:聖石温泉
Twitter:奥州福島 聖石温泉&聖石温泉ベースキャンプ
営業時間:
営業日   火曜日〜日曜日 8:00~20:00

※新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現在の営業時間は18時までとなります

定休日:  月曜日
BASE CAMPご利用のお客者に限り、温泉が休業日の場合もシャワーのみ利用可能

料金
1日ご利用 1,600円(税込)
半日(4時間)  900円(税込)
1回(1時間半)  600円(税込)
※BASE CAMP  無料 (温泉ご利用の方)

茅野 しおりトラベルライター

投稿者プロフィール

IT企業でPRの仕事をしながら、アロマセラピーの勉強をしています。
田舎育ちなので、自然が好きです。

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