-
天山文庫と風夏さん〜川内村の暮らしに惹かれて〜
山々に囲まれ、空気と水が澄み、昔ながらの山里の風情と暮らしが残る川内村。川内村は不思議と、独特の感性を持つ人々を魅了し、その感性を育み、豊かな創作を生み出してきた。その1人が、宮沢賢治を紹介した人物としても知られる草野心… -
双葉町ツアー 〜 町の人々の“記憶”という文化と価値を伝えていく〜
双葉町は大熊町とともに東京電力福島第一原発が立地する町である。町民は全国各地に散り、海外へ避難している世帯もある。町は町民不在のまま時を重ね、ようやく解除への一歩を踏み出したのは、震災から9年後の2020年のこと。この年… -
ゼロから再出発をした町を、日本一の幸せとワクワクの場所へ
「“なみえ星降る農園”の“星”は何とヒトデなんです!」 星型のヒトデを、関わる人たちが空高く投げながら農地に撒き、スター作物&スター生産者を作る!という、そんな遊びゴコロたっぷりのコミュニティー実験農園に取り組んでいる… -
“結”がはじまる場所をつくる 〜まかない付きシェアハウス楢葉(仮称)〜
千葉の新興住宅地の端っこ、一歩出れば田んぼ、という環境で育った古谷さんには3つ上の兄がいた。真面目で優しく優秀で、大好きであると同時に、子ども時代の古谷さんにとっては、コンプレックスの対象。打倒兄!という勢いで猛勉強をし… -
納得できる生き方を 〜喫茶ヤドリギ〜
“生きる、とは?”という問いを中心に据え、集まっている若者たちがいる。彼らは、津波と原発事故の影響を受け、約4年半の全町避難を余儀なくされ、その後2015年9月5日避難解除となり再起に向けて歩み出した楢葉町で暮らしている… -
「街の人に『ここは自分の本屋だ』と言われたい」-南相馬市小高区 ブックカフェ「フルハウス」
「フルハウス」は、南相馬市に移住した芥川賞作家の柳美里さんが店主を務めているブックカフェです。フルハウスを目指して市外から小高を訪れる人は多く、街の新たな「ランドマーク」の役割も果たしています。 &nb… -
ホッとできる古民家で出会う、あたたかい交流と郷土料理-田村市都路町の「よりあい処 華」―
「自分の住むこの田村市、そして都路町(みやこじまち)に住む方々の気持ちを少しでも明るくしたい」、そう話すのは「よりあい処 華」の店主・今泉富代(ひさよ)さんです。手芸が得意で、世話好き。そして可愛らしく、おしゃれなおばあ… -
広野駅前に「居場所」をつくる ~多世代交流スペース「ぷらっとあっと」~
JR常磐線の広野駅からほど近い場所に、2011年の東日本大震災前には、「アイアイ」というショッピングセンターがあった。(正式名称は「AiAi 協同組合ショッピングプラザ広野」)広野町出身や在住の人に「アイアイ」の話をする… -
福島の花に思いをこめたキャンドルを飯舘村から―「工房マートル」キャンドル作家・大槻美友さん―
2021年5月、飯舘村の古民家を改装したアトリエ「工房マートル」がオープンした。 キャンドル作家で飯舘村地域おこし協力隊の大槻美友さんが、自身の作品制作やキャンドルづくりのワークショップなどを行っている。 工房マート… -
とみおかアーカイブ・ミュージアム
富岡町で生まれ育った三瓶さんが「考古学」と出会ったのは高校の時である。古墳の調査に初めて触れ、発掘の面白さに嵌まり込み、そのまま迷いなく考古学を学べる大学へと進学した。夢中になって考古の世界を読み解きながら、大学生活の4…