「小名浜」をぶらり散歩 女ひとり旅のすすめ
いわき市南部にある小名浜エリアは、福島いちの港町。東北最大級の水族館アクアマリンやマリンタワーなど、家族や恋人、友達と楽しめる観光スポットがたくさんあります。
誰かと過ごしても楽しい小名浜ですが、ひとりで無計画にぶらぶら過ごしても楽しいんです。今回は、女ひとりでぶらぶらしながら、小名浜の魅力やひとり旅の楽しさをご紹介します。
※新型コロナウイルス感染拡大予防のため、店舗の休業や営業時間の変更が掲載内容と異なる場合がありますので、ご了承ください。
08:00AM 旅館の朝ごはんを食べる
小名浜の散歩は、前日から泊まっている旅館「新よね」からスタート。今日はたくさん歩く予定なので、ザ旅館の朝ごはんを堪能して腹ごしらえをします。
09:50AM 旅館をチェックアウト
散歩の準備ができたので、いざチェックアウト。祖父母の家のような心地よい場所だったので、名残惜しいです。
AM10:15AM まずはお目当のゼリーを買いに
9時オープンの「ゼリーのイエ」に足を運びました。しかし、時はすでに遅し、すでに行列です。お土産特集でよく紹介されていたり、いわき市の観光ポスターで女優の蒼井優さんが食べていたり、超超超人気のゼリー専門店。
15人ほど並んでいたので、友人と旅行していたら気を使って断念していたかもしれません。自分の優先順位で動けるのは、ひとり散歩の魅力ですね。ということで、列に並んできます!
10:45AM やっと入店!ゼリーを購入
小雨のなか、30分並んで入店。このカラフルなショーウインドウに見た瞬間、まだ食べていないのに、並んだ甲斐ありと大満足です。今回は、自分用と実家用にゼリーを購入しました。クール便にも対応しているので、全国に発送できますよ。
後日、家に届いたゼリーはこちら。なんとキラキラ・ツヤツヤしているんでしょう。一つひとつ味や食感が違って、個性豊かなゼリーたち。ゼリーの表現の幅広さに心が躍りました。
AM11:30 喫茶店でちょっと休憩
コーヒーが飲みたくなってきたと思ったときに、ちょうど喫茶店「ぷちぷらんす」を発見。看板が出ていなかったので、おそるおそる扉を開いたら、そこは木の温もり感じるアットホームな空間です。
本格的なコーヒーも美味しく、冷えた体を温めながら、ほっと一息。「このあと、どうしようかな〜」とグーグルマップを見ながら午後の計画を立てます。
12:00PM 突如はじまったお誕生日会に参加
まったりしている間も、常連さんが出たり入ったり。常連さんたちの笑い声を聞きながら、コーヒーをズズズッ〜とすすっていると、後ろの席でサプライズお誕生日パーティーがはじまったのです。その光景を眺めていたら、マスターが「たくさんあるので、よかったら一緒にケーキとサンドイッチどうですか?」とお誘いいただきました。
ウェルカムムードな皆さんのおかげで、1時間ほど居座ってしまいました。コロナ、介護、震災などいろんな話を聴けて、とても楽しかったです。いわゆる観光スポットではなく、ローカルな場所に足を運ぶことで、地元の方の温かさや明るさに触れました。ありがとうございます!
01:30PM 海辺でウミネコと戯れる?
雨も止んできたので、物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」がある港の方へ。小名浜の港といえば、ウミネコです。人間に慣れているのか、四方八方ウミネコに囲まれることができます。都会ではできないウミネコとの戯れも楽しみながら、波を見ながらボケ〜っ過ごしました。
補足:ウミネコは、猫のような鳴き声からその名前がついたそうですが、実際は「アーアー」といった鳥の鳴き声でした。
03:00PM 青い鳥居のパワースポットへ
一般的には神社の鳥居は赤色ですが、「小名浜諏訪神社」の鳥居はなんと青色。「海を守ってもらうためにも、青い鳥居にしたんですよ」と神社の方に教えていただきました。造船や漁業の方に愛されているパワースポットです。
04:00PM 鍋焼きうどんを食べる
可愛い看板の喫茶店を発見!喫茶店好きの私は、ビビビと来てしまったので「パル」へ入店することにしました。
16時という中途半端な時間ですが、喫茶店には珍しく「鍋焼きうどん」を推しているので気になって注文。鍋焼きうどんは、アツアツ、具だくさん、出汁がきいて、五臓六腑に染み渡る美味しさでした。
目玉焼きを頭にのせた女の子のキャラクターが可愛かったので、お店のママに尋ねたら「これは主人が書いてくれた私なんです(笑)。おっちょこちょいだから、頭に目玉焼きが乗っているのよ」と教えてくれました。
旦那さんであるマスターの愛を感じて、さらにほっこり。ついでにマスターは看板職人であり、店中に手作りの看板やイラストを飾っています。
06:30PM 工場夜景を見にドライブ
ここからは車を使って、火力発電所「サミット小名浜エスパワー」へ移動します。小名浜は工場地帯でもあり、夜になると工場夜景が見ものです。煌々と光る巨大建物に圧巻。この日は雨も降っていたため、地面に光が反射し、まさに非日常な空間でした。1日の締めくくりにぴったりのスポットです。
女ひとり、自由気ままに小名浜を満喫
たった1日ですが、濃い時間を過ごせました。地元の方としゃばったり、非日常を味わえたり、美味しいものを食べたり、その土地でしか味わえない経験が旅の醍醐味です。自由気ままに動けるからこそ、旅を通じて心身ともにリフレッシュできますね。
コロナ禍で気持ちがウツウツとしている方もいるかもしれません。そんな気持ちも癒してくれる小名浜に、一人旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
新よね旅館
住所:福島県いわき市小名浜沖見21-1
HP:http://www.fukushimaryokan.com/dpunf/iwaki/onahama/shinyone/
ゼリーのイエ
住所:福島県いわき市小名浜寺廻町7-16
営業時間:9時~15時まで(※無くなり次第終了)
定休日:土日祝日
HP:http://zerry-no-ie.net/?cat=3
ぷちぷらんす
住所:福島県いわき市小名浜本町7
小名浜諏訪神社
住所:福島県いわき市小名浜諏訪町23-1
HP:https://kankou-iwaki.or.jp/spot/10077
パル
住所:福島県いわき市小名浜字渚廻33-3
サミット小名浜エスパワー
住所:福島県いわき市小名浜渚2–4
HP:http://www.summit-onahama-power.ecnet.jp/