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風に揺れる薄紫の花房 浪江の清水寺
浪江町小野田字清水の清水(きよみず)寺で、フジの花が見頃を迎えている。薄紫色の花が風に揺られ、幻想的な空間を演出している。 林心澄(しんちょう)住職(54)は「今年もきれいに花を咲かせた」… -
「ふくしま進化論」提唱 福島政経懇話会知事が講演
福島政経懇話会の第二百七十九回例会は二十六日、福島市のザ・セレクトン福島で開かれた。会長を務める内堀雅雄知事が「令和の復興・創生に臨む思い」と題して講演し、「ふくしま進化論」を唱えた。 内堀氏は東日本… -
【官製風評 処理水海洋放出】「政府の基本方針」賠償基準が不明確 東電の一方的判断に懸念
東京電力福島第一原発の放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出を巡り、政府は基本方針で「方針決定に伴って生じ得る風評被害」は東電に賠償させると明記した。ただ、弁護士からは「賠償の基準が不明確」との指摘が上がってい… -
浪江の復興状況視察 チェコ駐日大使 水素・ロボ研究、連携示唆
チェコのマルチン・トムチョ駐日大使は十九日、浪江町を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年が経過した町の復興状況を視察した。子どもの交流をはじめ、将来的に水素・ロボット産業の研究機関の連携の可能性も示唆… -
新常磐交通バス2路線運行開始 富岡、大熊、浪江3町間、平日のみ
新常磐交通(本社・いわき市)は一日、富岡、大熊、浪江の三町間を通る路線バス二線の運行を開始した。浪江、大熊両町での路線バス運行は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後初めて。 運行を始… -
帰還民の癒やし 請戸川リバーライン 浪江
浪江町の中心部を流れる請戸川の堤防沿い約一・五キロにわたり、約百二十本の桜並木が満開となっている。川沿いの道を覆うように咲く様子は桜のアーケードのようで、町民が春を感じている。 東京電力福… -
竹内五段(郡山)連覇 準優勝は吉田五段(浪江) 福島県王将戦
将棋の第六十九回県王将戦は最終日の二十八日、福島市穴原温泉の吉川屋で決勝トーナメントが行われ、竹内俊弘五段(45)=郡山市=が二年連続、四回目の優勝を果たした。準優勝は県将棋連盟会長の吉田俊哉五段(63)=浪江町=、… -
震災10年、聖火駆ける Jヴィレッジスタート、27日まで県内リレー
新型コロナウイルスの影響により延期された東京五輪聖火リレーは二十五日、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)をグランドスタートし、百二十一日間かけ全国四十七都道府県を巡る「希望の灯(ともしび)」の旅路が福島県から始まった。初日… -
置いてけぼりの気持ち 古里の様変わりに困惑【復興を問う 帰還困難の地】(69)
四季折々、さまざまな表情を見せてくれる大熊の自然が好き-。東京電力福島第一原発事故により大熊町野馬形行政区から会津若松市に避難している自営業庄子ヤウ子さん(73)は、記憶の中の古里に思いをはせた。 「… -
記憶紡いだ7年に幕 浪江「思い出の品展示場」
東日本大震災の津波被害を受けた福島県浪江町の沿岸部で見つかった物を保管・展示し、持ち主に返してきた同町の「思い出の品展示場」が二十一日、幕を下ろした。震災と東京電力福島第一原発事故から十年が過ぎ、人々の記憶が少しずつ…