地元の老舗菓子処とのコラボ商品に注目!~南相馬道の駅~

 

原ノ町駅から徒歩20分(タクシーで約5分)の場所にある、『南相馬道の駅』。愛称は「野馬追の里」。この地域の伝統文化行事である「相馬野馬追」に因んでいるそう。

建物全体は、相馬野馬追の雰囲気を醸し出す長屋風になっていて、利用する方々が快適に過ごせるよう設計され、2007年にオープンした。

入り口近くでは、浜通りに9つしかないポケモンマンホール、通称“ポケふた”を発見!

道の駅南相馬は公園に隣接しているので、お子様連れでも楽しめるのもポイントの一つ!

お土産人気Top3

今回は、道の駅南相馬お土産商品の人気Top3と、スタッフさんオススメの南相馬特産品を紹介する。

第3位

『銘菓 野馬追の里』

こちらはなんと、道の駅南相馬と地元の老舗菓子処亀屋さんとのコラボ商品で、まさにここに訪れた際にはぜひともお土産にしていただきたい商品。

野馬追という名前にぴったりの、馬の焼印を付けてしっとり焼きあげたお菓子。福島県の銘菓ままどおるのようなミルク風味のなめらかな黄身が入っていてあんこが苦手な方やお子様にもオススメ!

このコラボ商品を作った老舗菓子処亀屋さんの本店は、原ノ町駅近くにある。和菓子好きな方には是非そちらにも立ち寄って欲しい。

第2位

『おやこのあしあと』

こちらの商品はなんと、地元の高校生と地元民に愛されるお菓子屋さんが共同でプロデュースしたお菓子。

南相馬市の小高産業技術高校の商業研究部の生徒さんたちが、地域活性化を目指して開発したカボチャ味のマドレーヌ風の焼き菓子。

地元特産カボチャの規格外カボチャの規格外品を活用して作ったりと様々な工夫が感じられる商品となっている。道の駅南相馬ではこの“おやこのあしあと”以外にも、小高産業産業技術高生が考案したお菓子を数種類販売している。

共同プロデュースしている、“菓子工房わたなべ”は南相馬道の駅から車で約10分ほどの場所にあるので、時間が許せば是非そちらにも足を運んでいただきたい。

第1位

『相馬 小次郎まんじゅう』

堂々の第一位は、亀屋さんとのコラボ商品2品目の『相馬 小次郎まんじゅう』

こちらの商品は、“よしもと福島シュフラン 2017※”にも認定されている。

※福島県の主婦と、よしもとが力を併せて福島県の魅力ある商品を探し出し全国にPRする地域シュフラン企画。

よくある薄皮のおまんじゅうと思いきや、こちらのおまんじゅうはなんと金時豆入り!さらに、ほのかに香る黒糖の香りもポイント。

こちらのおまんじゅうの名前“小次郎”の由来となっている人物は、誰もが一度は名前を聞いたことがあるであろう、平将門である。

将門はそのむかし、自らを「相馬小次郎」と名乗っていたそうだ。相馬氏の遠祖であり、関東八カ国を領有し、はじめて武家政権を樹立した彼が「相馬野馬追」の創始者とも伝えられている。現在も南相馬市を中心に行われている祭礼が、相馬小次郎「平将門」を祖と仰ぐ思いを『相馬小次郎まんじゅう』と名付けて作られている。

このおまんじゅうに出会って初めて、平将門と相馬野馬追が関係していることを知った。学生時代の歴史学習も、自分が暮らす地域と結びつけて学ぶことができれば、きっともっと興味深く記憶に残るものとなっていたのだろう。なんて、ふと考えたりもした。

番外編

道の駅スタッフオススメ商品

みそ漬処 香の蔵の『クリームチーズのみそ漬』

パッケージもおしゃれなこちらの商品は、南相馬にある老舗漬物屋さんのクリームチーズのみそ漬『蔵醍醐』という商品

南相馬の特産品の一つ“漬物”

この商品を販売している漬物処“香ノ蔵”さんは創業1940年で、創業以前も南相馬の地で先祖代々商いをしているという、まさに南相馬の老舗中の老舗。

ただの漬物ではなく、“味噌漬け”が香ノ蔵さんの代表的な漬物だそう。

その中でも、この蔵醍醐クリームチーズのみそ漬は2011年東日本大震災後に発売され、大ヒットした商品。

(2014年には農林水産省後援の優良ふるさと食品中央コンクールにて食品産業センター局長賞を受賞、2018年にはJR東日本主催のおみやげグランプリで特別賞「家族に贈りたいおみやげ賞」受賞)

また、クリームチーズのみそ漬だけはなく、あん肝のみそ漬なども人気で、こちらは2015年に「優良ふるさと食品中央コンクール」にて『農林水産省食料産業局長賞』を受賞している。

道の駅南相馬でも品数は十分豊富だが、香ノ蔵さんの本店が南相馬市鹿島区にあるので是非そちらにも立ち寄って欲しい。

筆者も実際にこちらの蔵醍醐クリームチーズのみそ漬を食べて見たが、お酒好きにはたまらない、どんなお酒にも合う病みつきになる味だった。また、チーズの周りに敷き詰められている味噌も、生野菜にディップしたり、ちょっと何かにつけて焼いて食べたりと一つで二度美味しい食べ方ができるのも嬉しい。

あまりに気に入ったので、手土産や友人へのプレゼントにまた購入したいと思う。

また、地元の方に香ノ蔵さんの漬物で何が一番好きか聞いたところ、「キムチが美味しい!」という意外な答えも返ってきた。

なお、香ノ蔵さんの商品はネットでも購入可能。気になる方は是非チェックして欲しい。

お食事処「さくら亭」

こちらの食堂では、地元名物「今野畜産の手作りメンチカツ」が、メンチカツ定食やメンチカツ丼としてリーズナブルな価格でいただける。食堂の奥には相馬野馬追の甲冑が展示されていたり、随所に南相馬独自の雰囲気を感じることができる。

南相馬でお土産を買いたい時は、ぜひこちらの道の駅南相馬へ足を運び、食べ物はもちろんのこと、相馬大堀焼や自分が気に入った物を手にとって南相馬の特産品に触れて欲しい。

道の駅南相馬

〒975-0033

福島県南相馬市原町区高見町2丁目30-1

TEL:0244-26-5100 FAX:0244-26-5101

info@nomaoinosato.co.jp

アクセス

東  京→南相馬市 (常磐自動車道(富岡IC)・国道6号線)約4時間

仙台市→南相馬市 (国道4号線・6号線) 約1時間40分

福島市→南相馬市 (県道原町川俣線) 約1時間15分

郡山市→南相馬市 (国道288号線・6号線) 約2時間

電車

東京→常磐線(スーパーひたち)→原ノ町 3時間10分

Googleマップ

https://goo.gl/maps/j1GKLYXXiAQEz3hU9

鈴木 真里トラベルライター

投稿者プロフィール

福島県いわき市出身。現在までに、国内では東北・北陸・関東・関西に、国外ではシンガポール、ミャンマーでの在住経験がある。 その経験を生かし、様々な視点からその土地の魅力を発信するよう努めている。 動画の企画・撮影・編集を自ら行い、YouTubeへの動画投稿も行っている。

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