子連れワーケーション! 楽しむ秘訣と、仕事がはかどった場所 ~南相馬市小高区編~
栗林直美と申します。ライター兼ヨガ講師をしています。
4歳児の母親でもある私が福島県で『子連れワーケーション』に初挑戦した実体験をお伝えします!
子供と一緒でなくてもワークとバケーションのバランスを上手くとるのが難しそうなワーケーション。
・子連れで、いつ、どんな場所で仕事をしたの?
・子供と一緒にいて、本当にちゃんと仕事ができるの?
・子連れでもワーケーションを満喫するためのコツは?
こちらの記事では、その疑問にお応えします!
それではまず、約3日間、南相馬市小高区に滞在して仕事がはかどった場所をご紹介します!
- 小高区交流センター
- カフェオムスビ
- 双葉屋旅館
(1)小高交流センター
2019年に開所したばかりの小高交流センター。
小高は本当に小さな町ですが、こちらの施設はびっくりするくらいの充実度です。
鏡張りの壁があり体操などに使えるエクササイズルーム、高齢者向けの運動器具・マッサージ器などがあるトレーニングルーム、囲碁や将棋をしたりお茶を飲むための休憩に使える和室、防音使用でバンド練習やカラオケに使える多目的室などが備わっています。
それだけならいわゆる公民施設にもありそうですが、小高交流センターには起業家向けコワーキングスペース『チャレンジオフィス』や、地元の農産物が買える『小高マルシェ』、腹ごしらえもばっちりできる『故郷喫茶カツミレ』まで…!
(とても広い!訪問時、クリスマスイルミネーションの準備をしていました)
老弱男女問わず、丸一日過ごすことができます。特に子連れにおすすめしたいのは下記2つのスペースです。
◆あそびばラシクル
人工芝の屋内遊び場で、子供から高齢者までご利用できます。
ボルダリングやトランポリン、ボーネルンドの大型遊具、多種多様な三輪車があって娘は大喜び!
(大人も子供も楽しめる!)
なんとすべて無料で利用可能!
セグウェイやトランポリンなど、一部フロントに申請が必要なものもあります。
(早くトランポリンがしたくて、申請中ウズウズする我が子)
私はヨガ講師をしていて、今回こちらでヨガクラスをさせていただきました。広々とした人工芝の上でのヨガは、とっても気持ちが良かったです。
私のレッスン中も、娘は飽きずにずっと遊んでいましたよ。
(ロッカーもあるので混んでいても手ぶらで遊べます)
◆交流スペース
小高交流センター内で仕事をするならこのスペースがおすすめです。フリーWi-Fiと電源があります。飲食も可能。
図書館さながらの、たくさんの本たち。娘がもう少し大きかったら、一緒に読書を楽しめただろうな…。
子育てサロンも隣接されています。こちらには子供向けの遊び場、多目的トイレ、授乳スペースがあります。
年齢制限はありませんでしたが、2歳児くらいまでの乳幼児向けの設備だと思います。
キッチンコーナーまで完備!ママ向けのお料理教室が開催されるのでしょうか?
(小高のママたち、羨ましい…)
交流スペースから子育てサロンにかけて仕切りはなくて見通せます。
私が交流スペースでパソコン作業している間、娘は子育てサロンで楽しそうに遊んでいましたよ。
掲示板にはイベント情報が盛りだくさん。小高は子育て世代に優しい環境です。
【小高交流センター 詳細】
○所在地/〒979-2124 福島県南相馬市小高区本町二丁目28番地
○TEL/0244-32-1124
○営業時間/火~日曜9:00~21:00
○定休日/月曜日(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、年末年始
○使用料/無料(施設の一部を占拠し手利用する場合は利用料金がかかります)
○アクセス/JR小高駅から徒歩約5分
○駐車場/有
(2)Odaka Micro Stand Bar ~オムスビ~
ハンドドリップで一杯一杯を丁寧に入れてくれるスペシャリティコーヒーが一押しのカフェ。
ココアやクリームソーダもあるので子連れでもご安心を。サンドイッチも美味しい!
先に紹介した小高交流センターからすぐ近くなので、遊び疲れてお腹が空いたときのランチや疲れたときの休憩に立ち寄りやすいですね。
店内は土足厳禁なので、ハイハイのお子様がいても安心。
普通のカフェとしてだけではなく、仕事をする人のためにワークスペースがあります。
今回はこちらを借りて、コットンパールアクセサリーの製造販売をしている『Ratel(ラーテル)』の松村舞さんに取材させていただきました。
(その時の記事はこちら)
オープンスペースでは子供と一緒だと他のお客様に気を遣わなくてはいけませんが、個室のスペースでは気兼ねなく仕事ができます。
(確実に利用したい場合は要予約)
オムスビはその名の通り「人と人を結ぶ」カフェ。旅先での素敵な一期一会を求めている方や、純粋に会話を楽しみたい方にもおすすめです。
オムスビについて、もっと詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
【Odaka Micro Stand Bar ~オムスビ~ 詳細】
○所在地/〒979-2121 福島県南相馬市小高区東町1-67
○TEL/0244-32-0914
○営業時間/火、木 11:00~19:00
水 13:30~18:00
土 11:00~17:00
○定休日/日曜日、月曜日、金曜日
○アクセス/JR小高駅から徒歩約3分
○駐車場/有
○Facebookページ/https://www.facebook.com/odakao.msb/
(3)双葉屋旅館
双葉屋旅館はJR小高駅から徒歩1分の好立地に建つ老舗旅館です。
(おもてなしを感じる玄関)
一見古き良き風貌の旅館ですが、Wi-Fi完備です。
しかも施設内のどの場所でも繋がりやすいように、6回線も用意されていました!
(純和室のお部屋)
私は部屋の畳の上で仕事していましたが、椅子の方が良い方は1階の食堂のテーブルを開放してくれているので、そちらで作業することも可能とのこと。
(食堂。朝食の時間はにぎわいますが、その他の時間帯は利用者はいませんでした)
ふかふかの布団での寝心地が良かったのか、娘は毎晩熟睡。おかげで仕事がはかどりました。
双葉屋旅館の廊下には、東日本大震災当時の写真や地域のイベントのお知らせが所狭しと貼られていました。
(この旅館も震災直後は立ち入り禁止区域でした)
(近辺のイベント情報。小高は小さいけれど、ものすごく活気のある町)
(エレベーターもあります。荷物が多い方も安心)
滞在最終日、娘は旅の疲れが出たのか、全然起きず…。
チェックアウトの時間を遅くしてもらえないか頼んだところ、快く受け入れてくれました。ありがたかったです。
食堂には無料のコーヒーサービスがあります。部屋へ持ち込んで仕事のお供にしていました。
朝食の後、私がコーヒーを入れていると、おかみさんが「これ娘さんにどうぞ」とお菓子を持たせてくれました。
お客さんやおかみさんのお土産が食堂にはたくさん置いてありました。
双葉屋旅館はご家族で経営されている小さな旅館。リピート率が高く常連のお客様から愛されるお宿です。
(バランス満点の朝食!美味しかったです)
今回はほとんど帰って寝るだけになってしまいましたが、次はもっとゆっくり滞在したいです!
【双葉屋旅館 詳細】
○所在地/〒979-2121 福島県南相馬市小高区東町1-40
○TEL/0244-32-1618
○アクセス/JR小高駅から徒歩約1分
○駐車場/有
※旧電話番号を掲載しているサイトがありますが、正しい番号は上記です。ご注意ください(2020年12月現在)。
子連れワーケーションを楽しむ秘訣
子連れでワーケーションしてみて、私なりに感じた楽しむための秘訣。それは「子供のペースに合わせて、思いっきり遊んで思いっきり仕事する」こと!
というわけで仕事をするのは子供が寝ている時間帯がメインで、起きている間はめいっぱい一緒に遊んでいました。
(これで一緒に遊んだら目が回りました)
初めて訪れる場所をあちこち散歩して、見ず知らずのお店に入ったり、その途中にあった公園で休憩したり。
(小高の町を散策中)
4歳にもなると、普段はもうお昼寝をしないくらいの体力です。
…が、今回のワーケーション中はたくさんお昼寝をしましたし、夜の睡眠時間も普段よりより長かったです。
日中、いろんな場所へ出掛け、たくさん人に会い、いつもと違う環境が刺激になって疲れたのでしょう。
(小高区交流センターにあったジオラマ)
「いかに子供の寝ている時間を有効活用するか」がワーケーション成功のカギを握ります。今回仕事がはかどった場所に旅館やホテルをあげたのはそういう理由からです。
これから子連れでワーケーションをするときは、疲れたときにすぐに戻れる立地や、仕事のしやすい環境を意識して宿泊先を選ぼう!という発見がありました。
(原町区編も書いています。ぜひこちら(リンク:子連れワーケーション! 仕事がはかどった場所 ~南相馬市原町区編~)からご覧ください)
そし予定を詰め込みすぎず、子供のご機嫌や体力に合わせて柔軟に行動するのが、ワーケーションを思う存分に満喫するコツではないでしょうか。
Have a nice workation !