福島・浜通りでテレワーク。通信環境のよかった4つの宿泊先をご紹介!
テレワークに最適な宿泊先
テレワーク勢にピッタリの素敵な企画、ふくしま「テレワークxくらし」体験支援補助金(http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11025b/teleworkijuhojo.html)を友人から紹介され、せっかくの機会に福島に行くことを決め、事前申請をして、承認いただき、福島へ向かうことが決まった。担当者さんの親切な対応に感謝!
申請に伴い、ある程度下調べをして滞在先や作業場所を決める必要があった。今回は、福島の中でも、いわきを中心にした浜通り地方での滞在を予定していた。しかも「いわき」だけでなく、相馬方面まで足を伸ばそうと考えていた。せっかく北上するのに日帰りでいわきに戻るのも惜しい。しかし、ネットワーク環境がなければ、テレワークも成り立たない。しかも私の場合は、日中のみならず、夜にも幾つかミーティングの予定が入っていた。
福島に滞在した5日間の中での打ち合わせはざっくり下記スケジュールが入っていた。
1日目18時半〜20時、2日目20時〜21時半、3日目19時半〜22時、4日目8時〜9時、14時〜16時、18時〜19時&20時〜21時半、5日目特になし。こうして改めて眺めると、ほぼ夜に予定が入っている。
2日目と3日目は、南相馬市や相馬市にいく予定もあった。また、打ち合わせが入っていない時間に作業を進める時間と場所を確保する必要があった。日中は、Wifi環境の整備されたカフェやコワーキングスペースは比較的、探しやすい。通信環境さえよければホテルで作業する事も可能だ。しかし、夜は宿泊先のWifi環境頼みになる。(もちろんテザリングで対応する方法も検討可能。)通信環境が悪いと打ち合わせがスムーズに進まず、相手に迷惑をかけてしまうことにもなる。また予算的にも限りがあったため、コストパフォーマンスも考慮して滞在先選びを行なう必要があった。
そのような前提で滞在先を考え、ネットで「高速インターネット ホテル」と検索したり、レビューから状況を探ったり、時には電話をして確認するなどして、実際に滞在した。
同じような悩みを抱える方に向けてて、私の滞在経験をぜひ役立てていただければ、と考え、通信環境が確保できた4つの滞在先について通信速度を含めて、情報提供をしていく。
いわき市内の滞在先
結論から先に記載すると、下調べのおかげで、今回の滞在先では通信環境に困ることはほぼなかった。それでは、どんな場所に滞在したのか、その特徴や通信環境に関する情報を伝えていく。
1,ホテルフロンティアいわき
いわき駅から徒歩5分ほどの距離にあるホテル。ホテルの道を挟んですぐの場所には、イトーヨーカドーがあり、徒歩1分の距離にはコンビニもある。1階ではコーヒーを無料で飲むことができ、サウナ付き大浴場と岩盤浴が利用できるビジネスホテル。外から戻ってコーヒーを持って部屋に戻り、仕事モードに入ることもできるし、朝起きてコーヒーを1杯飲む事もできて重宝した。また大浴場、岩盤浴でリフレッシュすることができたのも、ありがたかった。
ホテル内はFree Wi-Fiを利用することができ、大きなストレスなく通信環境を利用できた。ホテルは個室なので、騒音の問題もない。参考までに私の滞在時の通信速度は、上り23Mbps、下り48Mbpsであった。
住所:〒970-8026 福島県いわき市平字大工町10-6
電話:0246-25-1117
HP:https://hpdsp.jp/hotelfrontieriwaki/
2,Guest House & Lounge FARO
2020年4月にオープンした新しいゲストハウス。1階にはカフェスペースとイベントスペースがあり、2階が宿泊スペースとなっている。街の中心部にある一際オシャレな建物と空間。「ひとが集う場所を、まちなかに。」を掲げ、クラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/210183)で多くの方の協力を得て、たくさんの人が参画して、様々な人の想いが込められた空間だ。FAROとはイタリア語で灯台を意味する。
私が1階でカフェを利用していた時に計測したら、通信速度は爆速で、上り271Mbps、下り234Mbps出ていた。カフェ利用時にも使えるが1時間に1度繋ぎ直しが必要だったため、作業内容によっては注意が必要だ。(2010年10月末の滞在時の情報)
1階がイベントスペースとなっており、カフェ利用ができない時もあるようなので、カフェ利用を希望される方は、SNS等での事前確認をオススメします。
住所:〒970-8026 福島県いわき市平三町目8-2 やまとビル
電話:0246-25-7188
小高での滞在先
3,小高パイオニアヴィレッジ
「宿泊できるコワーキングスペース」とのコンセプトで作られた場所。原発事故により、避難指示区域となり、一時期は「人口ゼロ」となった小高区。デザインのコンセプトは「境界があいまいな建築」で、居住空間と働くスペースは扉1枚で繋がっており、建物全体に、行き止まりのない空間となっている。
コワーキングスペースでもあるため、宿泊時にも通信環境はストレスなく利用できた。通信速度は、上り209Mbps、下り251Mbpsと爆速。かなり快適だったので、チェックアウト後には、料金を払ってコワーキングスペースとしても利用させていただいた。
イベント空間としても利用されており、地域の住民が交わる場所ともなっている。
住所:〒979-2124 福島県南相馬市小高区本町1-87
電話:0244-26-4665
HP:https://village.pionism.or.jp/
新地での滞在先
4,ホテルグラード新地
令和元年にオープンした、かなりキレイなビジネスホテル。ホテル西側からは鹿狼山を臨むことができ、東側からは釣師浜を見渡す事ができる。私が滞在したのは、東側の部屋だったため、朝起きてカーテンを開けたらそこに海が広がっており、朝から明るい気分になった。
(写真)ホテルの窓からの光景
滞在中には「天然温泉つるしの湯」という天然温泉施設を利用することができる。開放感のある露天風呂に加えて、室内にはサウナ、岩盤浴もあり、疲れを癒やすのにはもってこいの施設である。
新しいホテルでもあり、通信環境はストレスなく利用することができた。滞在した部屋で計測したところ、上り130Mbps、下り116Mbps出ていた。
住所:〒979-2709 福島県相馬郡新地町駅前1丁目2番地
電話:0244-26-6888
HP:https://www.hotelgradoshinchi.com/
まとめ
滞在したすべてのホテルで、ほぼノンストレスで通信環境を利用することができたので、ぜひ参考にしていただきたい。ネットで調べたり、電話で聞いても、宿泊先側は明確に答えられない事も多い。とりわけホテルでは、十分な通信容量を確保していても、お客様が多く、滞在者が一斉にアクセスする時間に重なってしまえば、通信速度が落ちてしまうことも起こりうる。あくまでも私が滞在した日程では、との前提にはなるが、通信環境にはほぼほぼ問題ないと思われる施設として参考にしていただければ幸いである。