#KUSANO UTSUWA STUDIO
#いわき
福島はいわき市のことを知ろうと思い、近頃はどうやらインスタが情報の宝庫らしい。
なるほど。
これが映えるってやつか。
色とりどりの写真と短いテキストの中に間違いなくいわき市の魅力が詰め込まれている。
一枚の写真に目が留まる。
青色。
器。
それはそれはたくさんの写真を見ながらその写真に惹かれたのは食べ物、観光、ショップ、自然はチェックし終わったからなのか、単純に陶芸品のにわかファンだからなのか。
ともかくそれが草野氏の器たちとの出会いだった。
行きたい。見たい。欲しい。
同行したトラベルライターのスケジュールを奪ってまで急遽スタジオにお伺いしたのは、インスタからホームページにとぶと、なんと作家が女性だったこと(陶芸家のイメージは立派な髭を生やした男性かイケメン頑固な男性が80%だと思っている)器の青色は海の色だったことそして沖縄で陶芸を学んだことを知ったから。
閑静な住宅地の中、工房と隣接したスタジオで迎えたくれたのは小柄で可愛い草野奈保子さん。
ひょっこり顔を出して出迎えてくれた
扉を開けると、そこにはインスタで見たあの青い器が整然とかつ計算し尽くされたように並んでいる。
映える!
テンションが上がるがままに手に取り、写真を撮り、可愛い可愛い癒されると連呼する。
同行したトラベルライターによると、この青に癒されない女子はいないらしい。
この青は、大学時代に暮らした沖縄の海がモチーフで。
どうして沖縄の大学だったのか聞くと、「いわきにも海があって、海繋がりで行きたいというのがあった。行ったことのない土地でも海があるだけで親近感が湧いた。」と教えてくれた。
作品の中に波を模ったような模様があるがそれはなんと沖縄の海で拾った貝殻でスタンプのようにつけているとのこと。
作品の青が海を思わせるのはこのためなのか。波音さえも聞こえてきそうになる。
波模様を描いた皿と沖縄のサンゴ
植物を活かす様々な器
青ではない釉薬を使ったカップ
小皿や箸置きマグネット、髪飾りなどの小物は可愛いお土産になる
草野氏の作品でコーヒーを淹れる。
丁寧な時間を過ごせる。
インスタ映え、写真映えに留まらない
彼女の作品は心が映えるのだ。
K U S A N O U T S U W A
S T U D I O
〜草野奈保子〜
福島県で生まれ育ち、高校卒業後沖縄県立芸術大学で陶芸を学ぶ。
いわき市に戻りスタジオを開くつもりで東京でO Lをしながら資金を貯めていたところ、東日本大震災が起きた。
当初の予定より時間が掛かったがそれでも地元で陶作する意思は変わらなかった。
今は自身の作品と相性の良い滋賀県信楽の土を使っているが、いずれ福島の土を使い、福島で作るmake from made in FUKUSHIMAの作品を作りたいという。
お問い合わせ:kusano.utsuwa.studio@gmail.com
※ギャラリーは不定休です。お越しの際は必ずご連絡お願いいたします。
〈アクセス〉
〒971-8145
福島県いわき市鹿島町船戸字八合29
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